ここから本文です

<原発避難いじめ>男子生徒、市長と面会へ 申し入れ書提出

毎日新聞 5/16(火) 19:58配信

 東京電力福島第1原発事故で横浜市に自主避難した男子生徒がいじめを受けた問題で、生徒の代理人弁護士は16日、市教育委員会と林文子市長に申し入れ書を提出した。「被害者が納得できる真相が究明できた」としており、今後、男子生徒と保護者は林市長と面会し、事件に区切りを付けるという。

 申し入れ書では、「(男子生徒が)安心して再スタートを切りたい」として市に新たな調査を求めない意向を示した。一方で、いじめの中で加害児童の金銭要求を知らずに、「(男子生徒から)おごってもらっている」と考えた児童がいたと指摘。学校側が同様の児童らにのみ事情を聴いたため、「(教諭らは)何かがおかしいと思いながらも真相を見誤った」とした。そのうえで「金銭要求を目撃した児童が多くいたことから、同学年の全員にアンケートをとれば情報提供の可能性もあった」と改善点も指摘した。

 岡田優子教育長は「教員のヒアリングがダメなときは心理の専門家を派遣し、(聞き取る)範囲も点検したい」と語った。男子生徒の代理人弁護士は市長との面会について「どんな風につらかったのかを直接伝えたい」としており、林市長は同日、記者団の取材に対し「生徒にお会いして心から今までのことをおわびしたい」と面会を受ける意向を示した。【杉山雄飛】

最終更新:5/16(火) 19:58

毎日新聞