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仏首相にフィリップ氏 マクロン大統領、保守系議員を指名

産経新聞 5/16(火) 7:55配信

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン新大統領は15日、政権運営の実務を担う首相に保守系共和党のエドアール・フィリップ国民議会(下院)議員(46)を指名した。新首相は16日に組閣名簿を公表する見通し。共和党からの首相起用で「政治刷新」に向けた幅広い勢力の結集のため、右派議員を取り込むことが狙いだ。

 フィリップ氏は2012年から下院議員で北部ルアーブルの市長も務める。かつては左派の社会党を支持していたが、右派に転向。共和党では穏健派に属し、大統領選候補を決める昨年秋の予備選でフィヨン元首相に敗れたジュペ元首相のキャンペーンで報道担当を担った。

 マクロン氏の新党「共和国前進」は6月の下院選に向け第1次公認候補を発表したが、現職下院議員は社会党からの24人のみ。共和党など中道右派ではマクロン氏に協力的なメンバーも、新政権が“左派寄り”となることを警戒し、合流に躊躇(ちゅうちょ)している。

 マクロン氏は首相人選をテコに中道右派からの合流を促して追加公認し、左右のバランスをとりたい考えだ。

 マクロン氏の周辺は首相の人選について「よい動きだ。右派を崩すことになる」と評価。これに対し、独自に単独過半数を目指す共和党のアコワイエ幹事長は前進との協力を否定するとともに、マクロン氏の動きを警戒している。

 一方、マクロン氏は15日、初外遊としてベルリンを訪問。メルケル独首相と就任後初めて会談した。

最終更新:5/16(火) 7:55

産経新聞