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<中国>南シナ海問題、19日に比と対話メカニズム設立会合

毎日新聞 5/16(火) 20:14配信

 【北京・河津啓介】中国外務省は16日、フィリピンとの南シナ海問題に関する対話メカニズムの設立会合を19日に貴州省貴陽市で開催すると発表した。フィリピンのドゥテルテ大統領は中国との関係改善に動いており、中国は、日米などの関与を排除した「2国間対話による解決」を具体化することで問題の棚上げを図る。

 両国は昨年10月、習近平国家主席とドゥテルテ氏による首脳会談の共同声明で、対話メカニズムの設置で合意。中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)副報道局長は16日の記者会見で「2国間対話によって共通認識を高め、海上の実務協力を推進し、争点を最終解決するための条件を絶えず積み重ねたい」と述べた。会合には、中国側の代表として劉振民外務次官、フィリピンからは駐中国大使が出席するという。前日18日には中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との南シナ海問題を巡る高級事務レベル会合も開催される。

 南シナ海問題を巡っては、昨年7月にフィリピンのアキノ前政権が提起した仲裁裁判所による判決が中国の領有権を巡る主張を退けたが、ドゥテルテ氏は多額の経済援助をちらつかせる中国と接近し、判決の有名無実化が懸念されている。

最終更新:5/16(火) 20:14

毎日新聞