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HTC、握って世界を切り開く新スマホ「HTC U11」を発表

Impress Watch 5/16(火) 16:00配信

 HTCは、台湾の同社本社において発表会を開催し、Androidスマートフォンの最新モデル「HTC U11」を発表した。

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 同社では、英語で「あなた」を意味する「You」の発音から「U」シリーズを立ち上げており、日本では発売されていないが、これまでに「HTC U Ultra」「HTC U Play」といったモデルが発表されている。今回発表された「HTC U11」は、その最新モデルとなる。

■「握る」ことでカメラや音声アシスタントを起動

 HTCが今回こだわったのは、「握る」(Squeeze)という操作。握手をする、何かを握るといった、人間にとって自然な操作方法により、ハードウェアキーがほとんど無いスマートフォンでも、画面を見ずにさまざまな機能を起動して利用できるようにすることを目指した。

 端末側面に搭載された感圧センサーにより、端末を握るという操作を通じてカメラを起動・撮影したり、「OK Google」と言わずに音声アシスタント機能を呼び出したりできる。短く握る・長く握るのそれぞれにユーザーが任意の機能やアプリを割り当てることも可能だ。

 同様のグリップセンサーとしては、シャープが「グリップマジック」という名称で静電センサーを側面に搭載し、端末を持つだけで画面を点灯するという機能を実現していたが、HTC U11ではそれを一歩進めた格好となる。シャープのグリップマジックは端末の側面に触れることで反応したが、HTC U11の場合は感圧センサーということで、しっかり力を入れて握ることで反応する。センサーの感度は任意に調整可能で、グローブを着けていても使用できる。

 同社では、将来を見据えて「Edge Sense」と呼ぶこの機能を実装しており、今後も進化させていくとしている。

 音声アシスタントについては、グローバルではGoogle VoiceとAmazon Alexa(米国、英国、ドイツで7月~)をサポート。日本ではGoogle Nowが呼び出される。音声アシスタントの呼び出しは常時ONでも電力消費が少なくなるように設計されており、音声によるロック解除にも対応する。

■充実のエンタメ機能、ノイズキャンセリング・ハイレゾイヤホン同梱

 カメラは、1200万画素、F1.7のアウトカメラと、1600万画素、F2.0のインカメラを装備。アウトカメラについては、光学手ブレ補正機能を搭載し、オートフォーカスやHDRが常時ONの状態で撮影可能。

 動画撮影時には、ズーム機能を使った場合に映っている被写体が発する音を局所的に集音する音声フォーカス機能も利用できる。端末には4つのマイクが搭載されており、ハイレゾ録音にも対応する。

 音響まわりでは、HTC 10同様にツイーター(端末上部)とウーファー(端末下部)の2ウェイ構成のスピーカーを本体に装備し、重低音から高音域までをカバーする。さらに、イヤホンの内側にマイクを搭載することで、反響音を解析し、ユーザーの耳に聴こえる音を最適化するハイレゾイヤホン「HTC USonic」がパッケージに同梱される。今回同梱されるものは、ノイズキャンセリングにも対応しており、さまざまな環境下において、快適に音楽を楽しめる。

 なお、HTC U11にはイヤホンマイク端子が無く、音楽を聴く場合は、Type-C端子に装着して使うこのハイレゾイヤホンを使うか、Type-Cから3.5mmのオーディオ端子に変換する同梱のアダプターを使用する。HTC USonicはHTC U11との組み合わせでしか動作しないが、同梱のアダプターはType-C端子を持つ他社製品でも利用可能とされている。

■2年かけて取り組んだこだわりのカラーリング

 HTC U11のもう一つのこだわりは、2年以上かけて開発したという独特なカラーリングだ。ボディカラーとしては、アイスホワイト、アメイジングシルバー、サファイアブルー、ブリリアントブラック、ソーラーレッドの5色のラインナップとなるが、各色ともに見る角度によって、さまざまな色に見え方が変化する。

 上記の5色のうち、日本向けにはソーラーレッドを除く4色が投入される見込み。パッケージには、端末のカラーリングを損なわないクリアケースが同梱される。また、ディスプレイ面にはGorilla Glass 5を採用。端末の側面や四隅は緩やかにカーブしており、手に馴染むフォルムになっている。

■その他のスペック

 HTC U11のOSはAndroid 7.1.1。CPUはSnapdragon 835 MSM8998(2.36~2.45GHz×4+1.9GHz×4のオクタコア)。ストレージが64GBでメモリーが4GBのモデルと、ストレージが128GBでメモリーが6GBのモデルが用意され、日本向けには前者が供給される予定。外部ストレージは最大200GBのmicroSDカードに対応する。

 LTE Cat.16をサポートし、最大1Gbpsでの通信に対応する。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac、BluetoothはVer.4.2をサポート。NFCに対応するほか、日本向けのモデルでは、おサイフケータイ(FeliCa)もサポートされる。SIMカードスロットはnanoSIM対応で、グローバルモデルはデュアルSIM対応となっていたが、日本向けのモデルはシングルSIMとなる。

 ディスプレイは約5.5インチ、1440×2560ピクセルのSuperLCD5を装備。ディスプレイの下にはホームボタンを兼ねた指紋認証センサーが搭載されている。IP67の防水対応で、大きさは約76×154×8.3(最厚部9.5)mm、重さは約170g。バッテリー容量は3000mAh。充電端子はUSB Type-Cで、Quick Charge 3.0に対応する。

ケータイ Watch,湯野 康隆

最終更新:5/24(水) 19:22

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