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<オーストリア>10月に総選挙へ 連立政権決裂で前倒し

毎日新聞 5/16(火) 21:03配信

 【ウィーン三木幸治】オーストリアのケルン首相は16日の国会演説で、来年秋に予定していた総選挙を今秋に前倒しして実施する意向を示した。オーストリアのメディアは与野党が10月8日か15日の日程で協議中と報じており、10月中に総選挙が実施される見通し。

 ケルン氏が所属する中道左派・社会民主党と中道右派・国民党が連立政権を組んでいたが、両党の関係が決裂した。

 国民党では今月14日、30歳と若く、国民の人気が高いクルツ外相が党首に就任。クルツ氏は「新しい政治が必要」として総選挙の前倒しを要求していた。ケルン氏は国会演説で「国民党には政権を継続する気がない」と非難しながらも、総選挙の前倒しを「受け入れる」と述べた。

 欧州では3月にオランダ総選挙、今月は仏大統領選があり、極右政党の得票が注目された。だがオランダで極右は第2党にとどまり、仏では決選投票で極右候補が敗れるなど勢いは鈍っている。オーストリアでも与党の支持率が盛り返していることもあり、ケルン氏らは前倒しで総選挙を実施したほうが政権安定に有利と判断したとみられる。

最終更新:5/16(火) 21:03

毎日新聞