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釣りやVR海中散歩ができる水中ドローン「PowerRay」。4K撮影や魚群探知機も

Impress Watch 5/16(火) 20:57配信

 中国PowerVisionは、水中で4K動画を撮影できるドローン「PowerRay」を発表。直販サイトでの予約受付を16日から開始した。3製品を用意し、ベーシックモデル「EXPLORER」の価格は168,000円。

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 単独でも使える着脱可能な魚群探知機と釣り餌投下機が付属するフィッシング向け「ANGLER」は208,000円。最上位モデル「WIZARD」は、上記のフィッシング機能に加え、カールツァイス製のスマートフォン用VRゴーグルなどが付属。価格は218,000円。ドローン本体はストレージメモリの容量を除いて共通。水中撮影やフィッシングでの活用のほか、海中調査やレスキュー用途などを提案している。

 外形寸法465×270×126mm(縦×横×高さ)、重量3.8kgの水中ドローンで、水深30mまで潜航できる。流線形のボディに容量6,400mAhのバッテリと、2基の後部スクリュー、上下移動用のスクリューを1基を搭載し、前後左右、上下方向に移動可能。最大50mまで移動できる。

 ドローンと有線接続するベースステーションには、無線LAN機能や電源供給機能などを備え、船上などに置いて使う。ユーザーがラジオコントローラー(2.4GHz帯)やスマホで操作する際の無線信号は、このベースステーションを経由する。

 巡航速度は最高で3~4ノット(2m/秒)。移動速度は3段階で切り替えでき、高速モードで1時間、中速で2時間、低速で4時間連続動作可能。

 ドローン本体には、4K動画撮影が可能なカメラを搭載。画角は95度。高輝度LEDライトも備え、暗い水中でも明るく撮れるという。カメラの撮像素子は1/2.3型、1,240万画素のCMOSで、レンズの明るさ(開放F値)はF2.8。動画の記録フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264のMP4またはMOVで、4K(3,840×2,160ドット/30/25p)や、フルHD(1,920×1,080ドット/100/60/30p)など。3倍または4倍のスローモーション動画撮影のほか、4,000×3,000ドットの静止画(JPEG/PNG)も撮影可能。ストレージの容量はEXPLORERとANGLERが32GB、WIZARDは64GB。

 カメラ映像の1080pストリーミングにも対応し、専用アプリをインストールしたスマホでリアルタイム表示可能。水中の状況を確認しながら操作できる。コントローラにはスマホを固定できる。

 WIZARDに付属するスマートフォン用VRゴーグル「ZEISS VR ONE Plus PowerVisionエディション」と組み合わせ、海中散歩を楽しむことも可能。複数台のスマホに映像を伝送してVRゴーグルと組み合わせれば、船上にいながら複数人で同じ海中映像を見て泳ぐような体験ができるという。

 ANGLERとWIZARDに付属する、着脱可能な魚群探知機「PowerSeeker」は、魚の分布や水中温度、深度などをアプリ画面で確認でき、単体動作も可能。魚群誘導のための青色LEDを6基備え、釣り餌投下機と組み合わせることで、魚群の映像を確認しながらのフィッシングも楽しめるという。ドローン本体には釣り糸を通す穴も備える。直径は68mm、重量は100g。内蔵バッテリで約2時間動作する。

 PowerVisionは、2009年に創業した中国企業で、一般消費者向けや産業向けのドローンを開発製造している。アームを折り畳むと卵形になるドローン「PowerEgg」や、マイクロフォーサーズレンズを交換可能なカメラを搭載したプロ向けドローン「PowerEye」をラインナップしている。

 同社は、CES 2017での出展を皮切りに、ドイツや中国市場にPowerRayを投入。現地の顧客のニーズを中心とした製品開発やカスタマーサポートを重視しており、今回、東京に新たなオフィスを設立した。

 PowerVisionの創業者であり、CEOのWally Zheng(ウォーリー・ヅェン)氏は、「日本は海洋大国であり、アウトドアやマリンスポーツの市場が大きい。PowerRayを投入し、ユーザーのニーズを分析しながら製品開発に繋げていきたい」と話した。

AV Watch,庄司亮一

最終更新:5/16(火) 21:22

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