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明日海りお、主人公は「まさにヒーロー」=宝塚歌劇花組「邪馬台国の風」

時事通信 5/16(火) 21:38配信

 宝塚歌劇団花組トップの明日海りおが16日、兵庫県宝塚市で取材に応じた。6月から宝塚大劇場と東京宝塚劇場で上演される古代ロマン「邪馬台国(やまたいこく)の風」の魅力について、「立ち回りが多く、男性にもすっきり見ていただける。そして、宝塚歌劇が好きなお客さまには、ロマンスを楽しんでいただけます」とアピールした。

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 「邪馬台国の風」は、宝塚歌劇ではあまり取り上げられることがない弥生時代の物語。タケヒコは、両親を狗奴(くな)国の兵に殺された邪馬台国の兵士で、「心が温かく、強さもある、まさにヒーロー」(明日海)だ。相手を殺すことのない棒術の使い手として登場するが、かつて助けた愛する女性を救うために剣を持つ。

 「金色の砂漠」で演じた奴隷のギィなど、最近では正統派のヒーローよりも影のある役が多かったという明日海。今回の役作りのポイントを、「さわやかに演じることは、うわべだけならいくらでもできる。感情の振り幅を出して、まっとうな人を魅力的につくっていくのは、違う種類の難しさがある」と説明した。

 コスチュームに関しては、「史実通りではないかもしれませんが、宝塚で上演した時にすてきになるように、装飾を付けていただいた」という。時代考証資料の少なさを逆手に取った、宝塚歌劇の世界観に満ちた古代を楽しめそうだ。

 娘役トップとして宝塚大劇場でのお披露目公演となる仙名彩世は、タケヒコに助けられ、後にヒミコという名の女王となるマナを演じる。新たな相手役の印象として、明日海は「優等生なのですが、普段はほわんとしていて、自然体でいられるようにしてくれてるのかなと思う。でも、舞台に関しては、彼女はストイック」と語った。

 宝塚大劇場で6月2日から7月10日まで、東京宝塚劇場で7月28日から8月27日まで。

最終更新:5/16(火) 21:55

時事通信