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【巨人】阿部、381号!原さん持つ球団歴代3位記録に王手

スポーツ報知 5/17(水) 6:05配信

◆巨人5―1ヤクルト(16日・東京ドーム)

 快音と歓声が東京Dに響き渡った。阿部の打球は放物線を描き、左翼ポール際に飛び込んだ。初回2死二塁、外角高めの直球を捉え逆方向へ、今季8号の先制2ランを放った。「チェンジアップを頭に入れて、反対方向に反応して打った。行ったなと、久しぶりの感触」と自画自賛の一撃だ。

 この一発で通算381号。ラミレス(現DeNA監督)を抜き歴代単独22位に浮上した。原辰徳(巨人前監督)の通算本塁打にあと1本と迫り、巨人歴代3位に王手をかけた。それでも「あまり意識していない。シーズンで一歩一歩積み重ねるだけ」と勝利第一の姿勢は崩さなかった。

 これで5戦3発と再び当たり始めたが、4月中旬に5号を放ってからは1か月ほど本塁打から遠ざかった。近年は食生活にも細心の注意を払う中、「もっと打球を上げないといけない」と、控えてきた揚げ物を無理やり胃に詰め込むゲン担ぎ。「本塁打よりも勝利につながる一打」が今季のテーマだが、長距離砲の本能はやはり、アーチを求めていた。

 5回2死満塁では外角低めの球を振り抜き、右前に2点打。芯で捉えた一発ではないものの「意識はセンター中心にと思っていたからこそ、あそこに飛んだのかな」。この日、2安打4打点の活躍で、プロ通算1169打点。松中信彦(元ソフトバンク)を抜き、小笠原道大(現中日2軍監督)に並ぶ歴代26位となった。

 33打点となりリーグトップに浮上した。気持ちの切り替えが、数字につながっている。東京Dでは打席後のリプレイ映像が流れるが、結果がどうであれ、阿部が大型ビジョンに目をやるのは一瞬。「捕手の時は、すぐ『守りモード』にならないといけなかったから、それができていたんだけど、(一塁に転向した)去年はできなかった。『ちくしょう、打ち損じた』『どうして打てなかったんだろう』とか、ズルズル引きずることが多かった」。4回1死には空振り三振に倒れたが、すぐに切り替えて、5回のダメ押しタイムリーを生んだ。由伸監督も「先週負けたちょっと嫌な空気を、阿部が変えてくれた」とたたえた。

 試合後、お立ち台のインタビュアーを「カタいですね、インタビューが」といじって観客を沸かせると、おなじみのフレーズ「最高です!」で締めくくった。主砲が再び、チームに勢いを生み出した。(原島 海)

最終更新:5/17(水) 22:30

スポーツ報知

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