ここから本文です

GAP取得 日本一に挑戦 県とJAが「宣言」

5/16(火) 12:04配信

福島民報

 内堀雅雄知事と大橋信夫JA福島中央会長は15日、農産物の安全性を客観的に評価する認証制度「GAP(ギャップ)」の取得促進に向けた「ふくしま。GAPチャレンジ宣言」を発表した。福島県を挙げて認証取得に取り組み、東京五輪・パラリンピックが開かれる平成32年度までに都道府県別のGAP取得数で日本一を目指す。
 東京電力福島第一原発事故に伴う福島県産品の風評を払拭(ふっしょく)し、信頼回復につなげるのが狙い。東京五輪の組織委はGAPなど安全認証を受けた作物に限り選手村で提供可能とする基準を示しており、県は東京五輪での食材提供を機に県産ブランドのイメージアップを図る。
 県は「GAP日本一」の数値目標も発表した。32年度までにグローバルGAPとJ-GAP合わせて141件の取得を目指す。販売を目的とした作付面積の51%以上で認証を得るとした。3月末現在の県内のGAP取得件数は10件。
 県は今年度からGAP取得や更新の費用を全額補助するなど支援策を充実させた。「GAP日本一」に向けては取得するメリットの浸透や生産者の負担軽減などが鍵とみられる。
 チャレンジ宣言の式典で内堀知事は「消費者に好んで選んでもらえる産地づくりを進める。GAP日本一を目指す」と述べ、宣言文を読み上げた。大橋会長は「一丸となってGAPを取得し、風評払拭と新たなブランドの構築を目指す」と語った。県内5JAは月内に開く総代会でGAP取得に関する特別決議を提案する。
 自民党農林部会長の小泉進次郎衆院議員が立ち会い、長沢広明復興副大臣、斎藤健農林水産副大臣も出席した。小泉議員は「東北の力を示すチャンスだ。必ず日本一になれると信じている」とエールを送った。

【ふくしま。GAPチャレンジ宣言全文】
 我々は、生産者の皆様と共に、より良い農業の証であるGAP日本一を目指して、その認証取得にチャレンジします。
 そして、東京2020オリンピック・パラリンピックへ食材を供給し、国内外へ向け、誇りと感謝を伝えます。

福島民報社

最終更新:5/16(火) 12:51
福島民報