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オートキャンプ 復興へ集う 羽鳥湖高原で世界大会

福島民報 5/16(火) 12:05配信

 福島県天栄村の羽鳥湖高原で平成31年秋、参加者約1000人規模のオートキャンプ世界大会が開かれる。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興支援として日本オートキャンプ協会が誘致した。翌32年の東京五輪での外国人観光客の誘客を見据え、地元関係者は「福島の復興とともに羽鳥湖周辺の魅力を海外にアピールする絶好の機会」と歓迎している。

■天栄・31年秋開催

 オートキャンプは車でキャンプ地まで移動し、テントやキャンピングカー、キャンピングトレーラーなどに宿泊するレジャー。世界大会は国際キャンピング&キャラバニング連盟(FICC)が31年9月28日から10月6日までの9日間開催する。
 村羽鳥湖高原交流促進センターの駐車場を中心に村内のオートキャンプ場やペンション、リゾート施設などが会場となる。期間中、参加者は歓迎式典や各国の趣向を凝らしたパーティーを楽しむ。食や文化、伝統芸能をテーマに天栄村など地元住民との交流事業も企画する。
 さらに、協会は県内各地の行楽地や震災と原発事故の被災地を巡るツアーも予定し、本県の現状に理解を深めてもらう。協会は近く県に協力を要請する。
 国内での世界大会は今回が3回目。31年に設立50周年を迎える協会は節目の年を盛り上げるとともに、震災と原発事故からの復興、風評払拭(ふっしょく)を後押ししようと本県での開催を計画した。広大なキャンプ場を備える羽鳥湖高原が候補地となり、昨年8月にポルトガルで開かれたFICCの総会で決まった。
 明瀬一裕協会長は「復興に向けて歩む福島の姿を世界に発信したい」と話している。
 羽鳥湖高原は標高約900メートルにある避暑地で、四季を通じて楽しめるリゾート地として知られる。雄大な自然に囲まれた羽鳥湖周辺には別荘が点在しサイクリングロードが整備されている。

福島民報社

最終更新:5/16(火) 12:54

福島民報