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麻薬組織取材の記者を銃殺 メキシコ、犯罪組織取材で殺害6人目

産経新聞 5/16(火) 9:28配信

 【ロサンゼルス=中村将】中米メキシコ北部シナロア州で15日、麻薬密売組織や人身売買組織に関する専門記者が銃殺された。AP通信が15日報じた。同国で犯罪組織の取材をしていた記者が殺害されるのは今年に入って6人目。ペニャニエト大統領は記者殺害を強く非難し、連邦検察当局に捜査協力を指示した。

 AP通信によると、殺害されたのは、ハビエル・バルデス記者。州都クリアカンで車を運転中に襲撃された。銃撃犯は複数いたとみられる。車から引きずり出され、被弾したとの報道もある。シナロア州は同国最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」の本拠地。バルデス氏は麻薬組織や麻薬取引に関する複数の著書があった。

 メキシコでは1992年以降、40人以上の記者らが取材がらみで殺害され、犯罪組織に関する記事の掲載を見合わせる新聞社も出始めている。南部ゲレロ州でも13日、麻薬組織に関する取材をしていた記者やカメラマン7人が移動中、武装勢力に襲われ、所持品や車が奪われる事件があった。

最終更新:5/16(火) 11:11

産経新聞