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打ち上げに向け、5月中にエンジン最終試験 民間ロケット開発のインターステラテクノロジズ

十勝毎日新聞 電子版 5/16(火) 13:44配信

 インターステラテクノロジズ(本社北海道大樹町、稲川貴大社長)は宇宙へ打ち上げる観測ロケット「MOMO(モモ)」のエンジンの最終試験に取り掛かる。5月中に2度の燃焼試験を行い、耐熱性能を確認。問題がなければ、関係各所との調整を行い、打ち上げに向けて準備を進める。

 同社は超小型人工衛星の格安打ち上げサービス開始を目指すベンチャー企業。2006年に前身の民間宇宙開発を目指す「なつのロケット団」を結成。13年からインターステラテクノロジズ(IST)を大樹町に設立しロケット開発を行ってきた。

 高度100キロ以上の宇宙空間へのロケット打ち上げに成功すれば、民間企業単独では国内初めて。成功後は、小型人工衛星打ち上げ用のロケット開発を本格化させる。また、数分間の無重力状態を提供する観測ロケットの打ち上げサービス開始も目指す。

 5月の試験は17日と23日に行う予定。モモに搭載するものと同じ推力1・2トンのエンジンを燃焼させる。同社最長の120秒間の燃焼で耐熱性能を確認する。

 2度目の試験では、推進剤の供給方法を打ち上げ時と同じ状態にして試験する。

 これらの試験で問題が見つからなければ打ち上げに向けて関係各所との調整に移る。

 同社は「思っていた以上にエンジン開発に時間がかかったが、万全の準備をして臨みたい」としている。試験は一般には非公開で行う。(伊藤亮太)

十勝毎日新聞

最終更新:5/16(火) 13:44

十勝毎日新聞 電子版