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三遊亭好楽、芸歴50年で感謝する2人の師匠の存在…27日に荒川で記念落語会

スポーツ報知 5/16(火) 10:00配信

 落語家・三遊亭好楽(70)が27日に東京・サンパール荒川で、芸歴50周年記念落語会を行う。息子で弟弟子の三遊亭王楽(39)の芸歴15周年を記念した「親子会」で、一門弟子が勢ぞろいする。

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 昨年9月に王楽プロデュースの「好楽ちゃん祭り ~芸歴50周年&古希記念落語会~」を開催しているが、「荒川区観光大使を務めているので、地元でやりたい」と今回はメモリアルイヤーの最後を飾るイベントとして開催する。

入門した当時の師匠の年齢を超える「あっという間…」

 好楽が8代目・林家正蔵(後の彦六)に入門したのは、19歳の時だった。「弟子入りのお願いに行ったら、『私は来月70歳になるからもう弟子は取りません』と断られた。4回目に入門を許可された」と当時を振り返った。現在は入門当時の師匠の年齢を越えている。「1年1年があっという間に終わってしまう。もう50年たっちゃったって感じ。意識がないね」。

 入門を許可された理由もふるっている。「師匠は長男を17歳で亡くしている。その名前が“のぶお”だったんです」。正蔵から「お前さん、名前は何て言うんだ」と問われ「信夫です」と答えると「“のぶお”が帰ってきたんだね」と入門を許された。

 “林家のぶお”として前座修業して1年、九蔵という名前をもらった。9番目の弟子だから名付けられたとされているが実際は少し違う。「本当は8番目。『もう弟子は取らないよ』という“止め”という意味で“九蔵”になった。でもその後、(桂)藤兵衛、時蔵、正雀って3人も弟子を取ったんだよ」。人情家で知られる正蔵らしいエピソードを披露した。

破門23回の記録ホルダーが語る思い出?の破門

 正蔵のもとで修業をしながら、破門23回の“落語界新記録”を持っている好楽。思い出?の破門は「5万1000円事件だね」と笑う。師匠が旅に出ている時に家にあるもらい物のお酒を飲むのは日常茶飯事で、21歳の時に起こした事件だ。「当時(前座で)寄席に出れば100円もらえた。それでそばが食べられたかな。国電で大塚から上野までは10円。高卒の初任給が8000円くらいの時代だった。近くのスナックで仲間で気分よく飲んでいたら、ジョニ赤があって。角瓶が特級の時代だよ。ジョニ赤を1本明けて、みんなに振る舞い酒」。翌日、正蔵のもとにスナックから「5万1000円」の請求が。烈火のごとく怒った師匠から破門を言われ、九蔵少年は母親に連絡をして、工面してもらったという。「師匠は『こんな子供に、こんなツケで飲ませるやつがあるか』ってスナックに行って怒って、1万引いてもらったんだ。だから本当は4万1000円だった」と当時を懐かしんで笑った。

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最終更新:5/16(火) 10:00

スポーツ報知