ここから本文です

産後うつを無料診断 乳房マッサージも助成 桐生市が県内初の支援事業

上毛新聞 5/16(火) 6:01配信

 心身が不安定な出産後の女性を支援するため、群馬県桐生市は15日、産後うつの健診と母乳が良く出るようにするための乳房マッサージへの補助を、6月に始めると発表した。市によると、いずれも県内市町村で初めて。市は妊娠から出産、育児まで切れ目のない支援態勢で、子育てしやすいまちづくりを目指す。

◎市長「子育て日本一 目指す」

 産後うつは、育児への不安や重圧によって抑うつ状態に陥る病気。10人に1人が経験するとされる。強い疲労感や絶望感を覚え、深刻化すれば虐待や育児放棄につながる恐れがある。厚生労働省は本年度から市町村と連携して支援する方針を打ち出し、予算計上している。

 桐生市の事業は、市内に住む産後2週間の女性が、医療機関で体や精神状態を確認する「産婦健康診査」を受ける場合、費用5000円が無料になる。国と市が半額ずつ負担する。

 同市では産後1カ月で保健師が各家庭を訪問し、相談に乗っているが、「産後うつは出産後2週間のリスクが高い」(市健康づくり課)として、早期の支援を行う。

 マッサージへの助成は市の単独事業。医療機関で「母乳育児指導」を受けた場合、1回当たり上限1000円の助成を5回まで受け取れる。市は対象女性の3割程度が指導を受けるとみている。一般的な費用は1回当たり3000~5000円。

 市は出産した女性に寄り添う「地区担当保健師」を10人配置し、女性の孤立化を防ぐなど産後ケア事業に取り組んでおり、今回の助成も同事業の一環。亀山豊文市長は「子育て日本一の都市を目指し、一貫した切れ目のない支援をする」と話している。

最終更新:5/16(火) 6:01

上毛新聞