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「プラス」わずか4% 実感薄い北海道新幹線開業効果/青森県内企業

デーリー東北新聞社 5/16(火) 10:51配信

 北海道新幹線新青森―新函館北斗間の開業1周年を受け、みちのく銀行(高田邦洋頭取)が青森県内の企業を対象に今春実施したアンケート調査によると、「プラス効果があった」と答えた割合は4・1%にとどまったことが15日までに分かった。県南地方を中心に新幹線効果の実感に乏しく、県経済への影響や青函の企業連携が限定的な現状が浮かび上がった。

 調査は、3月中旬から4月中旬にかけ、小売業や建設業、運輸・サービス業など県内299社を対象にした(回答率74・2%)。

 北海道新幹線開業について「自社にとって影響はない」と回答した企業が全産業で57・2%と半数を超え、「分からない」は31・5%、「無回答」が7・2%だった。

 同行は、東北新幹線八戸―新青森間開業前の2010年秋と、新青森―新函館北斗間開業前の16年春に同様の調査を行っており、10年は全体で7・9%が、16年には14・8%がプラス効果を感じていた。しかし今回、「プラスの影響がある」と答えた企業の割合は過去2回調査を下回り、地区別に見ると青森は8・9%、県南では1・5%、津軽で1・3%に過ぎなかった。

 また、「北海道新幹線を好機と捉えて何かしらの取り組みを実施した」企業も8・6%と一桁台。「予定はない」との回答が80・9%に達した。製造業を中心に道南地方の企業とコラボ商品を開発するなどの動きはあったものの、この1年間は盛り上がりに欠けたようだ。

 調査結果について同行広報室は「各企業とも様子見の状況ではないか」と分析。「今後もビジネスマッチングなどで中小企業をサポートしていきたい」としている。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/16(火) 10:51

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