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【F1】”75秒遅れ”の3位は、チームの真の実力を反映してはいないと語るレッドブルチーム代表/スペインGP

5/16(火) 8:05配信

motorsport.com 日本版

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、スペインGP決勝でトップから75秒遅れの3位でゴールしたダニエル・リカルドは、パワーユニットを低出力モードに切り替えていたこともあり、”75秒遅れ”はトップとのパフォーマンス差を正確に表したモノではないと語った。

【写真】オープニングラップの混乱に巻き込まれリタイアとなった、フェラーリのキミ・ライコネンとレッドブルのマックス・フェルスタッペン

 スペインGPの予選では、マックス・フェルスタッペンがアップデートされたマシンで5番手になったが、トップからは0.6秒以内とこれまでよりも差が近かったため、チームはこの結果に励まされていた。

 しかし、そのフェルスタッペンは1コーナーでアクシデントに巻き込まれ早々にリタイア。4番手を走行していたリカルドは、メルセデスのバルテリ・ボッタスがエンジンブローでリタイアしたため3番手に浮上した。

 リカルドはそのまま3位でレースを終えたが、レースに優勝したメルセデスのルイス・ハミルトンからは75秒820も差をつけられていた。

 優勝争いを展開したメルセデスとフェラーリとの大きなギャップは、レッドブルが持ち込んだアップグレードで彼らとのギャップを縮めることに失敗したことを示唆しているが、リカルドが週末を通じて、フェルスタッペンよりも快適に感じていなかったことや、レース中にエンジンセッティングを変えたことを考慮すると、見た目ほど結果は悪くないとホーナーは語った。

 motorsport.comがホーナーにレッドブルと、先頭とのギャップをどう見るかと尋ねると、彼は「週末全体を見るなら、我々はいくつかの問題に確実に対処し、マシンを間違いなく進歩させた」と述べた。

「マックスはスタートでアンラッキーだったと思う。彼は(ターン1の)アウト側にいたんだが、バルテリがスタートで出遅れたことによる連鎖反応で、バルテリが接触したキミ(ライコネン/フェラーリ)がマックスと接触してしまったんだ」

「彼が3番手でコーナーを抜ける可能性は小さかったが、3台中1台しか生き残れなかったのは不幸だったし、最初のラップでマックスを失ったのは残念だった」

「その後、ボッタスのリタイヤの恩恵を受けたダニエルは、かなり”孤独”なレースをしていた。レースの途中から、エンジンの寿命を節約しようと、出力を下げたほどだ」

「前を走るマシンとのペース差は相当だったので、我々にはまだやるべきことが沢山ある。だけど、我々は今週ここでいくらか前進できたと感じている。開発の方向性が非常に明確になったし、今後のレースでそれを形にできることを願っている」

 ホーナーは、エンジンを低出力モードにしていたことに加え、リカルドが週末の間ずっと苦しんでいた最終セクターでタイヤを労っていたため、実際よりもペースが悪く見えていたと語った。

「先頭との差は、レースではより大きく見えただろう」と彼は述べた。

「ダニエルは、今週末マックスほどマシンに満足できていなかった。しかし、マックスがコース上で20秒速かったとは思っていない」

「私はまだ問題があると思っている。タイヤを機能させるやり方が、間違いなく重要な要素だ」

「それは、明らかに我々がパフォーマンスで劣っているエリアだ。我々は、レース前半よりも(路面温度が下がった)後半で比較的競争力があったようだ」

Jonathan Noble