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阿蘇で看護師不足が深刻化 通勤路被災で離職増 短期就労者を募集開始

西日本新聞 5/16(火) 10:47配信

 熊本地震の影響で、熊本県阿蘇地方の医療機関で看護師不足が深刻化しており、県と県看護協会は15日、現地で短期就労する「くまもと復興応援ナース」の募集を始めた。地震後、主要路が途絶し、離職者が相次いだという。温泉の無料入浴券やスイーツ巡りの特典も付け、県の担当者は「阿蘇の大自然や食でリフレッシュしつつ、復興を支えて」と呼び掛けている。

 県によると、阿蘇地方の6病院は地震後、最大で約60人の看護師が離職。医療従事者の約1割は熊本市と周辺地域で暮らし、阿蘇と結ぶ国道57号やJR豊肥線の途絶で通勤時間が大幅に伸びたことなどが影響した。ある病院の看護部長は「3交代制勤務を2交代制にしないと回らない」と厳しい現状を打ち明けた。

 募集対象は阿蘇地方の病院に1カ月~1年勤務できる看護師や准看護師、保健師、助産師。阿蘇温泉病院(阿蘇市)、阿蘇立野病院(南阿蘇村)、小国公立病院(小国町)など6病院で計20人程度の確保を目指す。病院が住居を提供するほか、必要な場合は乗用車を無償で借りられる。登録や問い合わせは、県ナースセンター=096(365)7660、またはホームページへ。

=2017/05/16付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:5/16(火) 10:47

西日本新聞