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静穏だが地震警戒を 平成新山への防災視察登山

長崎新聞 5/16(火) 10:45配信

 九州大地震火山観測研究センターと長崎県島原市は15日、雲仙・普賢岳の溶岩ドーム「平成新山」(1483メートル)への防災視察登山を実施。国土交通省や気象台、消防、自衛隊、警察、行政、報道関係者ら約80人が参加し現状を確認した。

 防災関係機関の認識を共有するため毎年2回実施。43人が犠牲になった1991年の大火砕流から、6月3日で26年となる。

 入山規制している警戒区域内に入り、岩石が不安定に堆積する山頂まで登った。同センター関係者が数カ所で噴気温度を計測。噴火直後は900度以上あった山頂部は85・2度だった。

 清水洋センター長は「火山活動は静穏に推移している」とした一方、「水蒸気爆発はいつでも起こり得る。最も注意すべきは大地震による崩落」と改めて警戒を呼び掛けた。

 国交省雲仙復興事務所によると、溶岩ドームは昨年、南東に約2・5センチ移動。噴火活動終息後の97年以降、ドーム自体の重みで島原市側に計約1・2メートルずり下がった。警戒区域は島原半島3市が溶岩ドームの東側を中心に計約950ヘクタールを設定している。

長崎新聞社

最終更新:5/16(火) 10:45

長崎新聞