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樹木希林、“功労賞”受賞も「ちっとも功労していない」【動画付き】

5/16(火) 22:03配信

オリコン

 女優の樹木希林(74)が、映画批評家らが優れた人材や作品を表彰する『第26回日本映画批評家大賞』でダイヤモンド大賞(淀川長治賞)を受賞し16日、都内で行われた授賞式に出席。「日本映画の一時代を築き、支えてきた」功績を称えられたが、開始から約2時間経ってようやくステージに登場した樹木は「皆さん、長かったですね~」とポツリ。「“長年の功労”って紹介していただきましたが、私はちっとも功労していない。たくさんの方(受賞者たち)のコメントを聞いて、みんな真剣に映画に取り組んでいるんだなって思って、逆に感動していた」と、いきなり“樹木節”で笑わせた。

 自身が功労していない理由について、「60年近く役者やっていますが、映画に関わったのはこの10年なんです。病気のせいでせりふが覚えられなくなって、テレビでせりふが言えなくなったからです。映画ならカットで撮るからという気楽な感じできた」と説明。

 自虐的に否定しつつ、「でも、くれるっていうならちょうだいってことで、来ました」とにっこり笑い、本で読んだという言葉を紹介。「『国を滅ぼすのは青年の失敗ではない。老人の跋扈(ばっこ)だ』。そうだなってつくづく思っていましたら」と話したところで、授賞式中に小松政夫(75)が「あと5年と思っていたけれど、この賞をもらったのであと10年は頑張れる」と言ったことを引き合いに出し「私は小さく見積もってあと1年、映画に取り組みたい」と、晴れやかな笑顔でスピーチを終えた。

 女優の高畑充希は、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が評価され、新人賞を受賞。選考委員から「かわいらしく、腹黒さすら見える」と紹介されると、「これからも輝けるように、そして腹黒く頑張っていきたいと思っています」と受賞を喜んだ。

 映画『聖の青春』で助演男優賞を受賞した東出昌大は、高畑とNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(2013年)で兄妹役を演じたことを振り返り、「本当にすばらしい女優さん」と、同じ場に立てたことに歓喜。「映画の現場は大好きですが、どの作品でもクランクイン前日は胃が痛くて、晴れやかな気持ちで現場に入ることができない」と打ち明けつつ、「今後とも全力で銀幕に存在したい」と話していた。

■第26回日本映画批評家大賞 受賞結果(敬称略)
【アニメ部門】
アニメーション声優賞:野沢雅子
アニメーション監督賞:新海誠(『君の名は。』)
アニメーション作品賞:『聲の形』
アニメーション部門ダイヤモンド大賞:松本零士

【実写部門】
作品賞:『湯を沸かすほどの熱い愛』
監督賞:中野量太(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
主演男優賞:小林薫(『続・深夜食堂』)
主演女優賞:宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
助演男優賞:東出昌大(『聖の青春』)
助演女優賞:杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
新人賞(小森和子賞):高畑充希(『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』)
新人賞(南俊子賞):岩田剛典(『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』)
新人監督賞:小路紘史(『ケンとカズ』)
ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):奈良岡朋子、小松政夫
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):樹木希林
ドキュメンタリー賞:日比遊一(『健さん』)
編集賞(浦岡敬一賞):穗垣順之助『ちはやふる』
特別賞:岩波ホール、佐藤忠男
脚本賞:西川美和(『永い言い訳』)
映画音楽賞:加古隆(『エヴェレスト 神々の山嶺』)
撮影賞:北信康(『エヴェレスト 神々の山嶺』)

(C)ORICON NewS inc.

最終更新:5/16(火) 22:03
オリコン