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若い女性に「ロコモ症候群」が急増 2つのテストで「ロコモ度」診断

5/16(火) 16:50配信

AbemaTIMES

 今、若い女性の体にある異変が起きている。「ロコモ」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。

 「ロコモ」とは、ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)の略で、関節や筋肉が弱くなり、「座る」「立つ」「歩く」などの日常的に必要な動作ができなくなってしまう状態だ。これが今、若い女性に急増している。

 その「ロコモ」の疑いがあるかどうか、実際に街の女性でチェックしてみると、驚きの結果が出た。ほとんどの女性が、片脚立ちで靴下を履くことができない。さらに「全く運動をしてない」という女性の声も寄せられた。

 ロコモの主な症状は、「歩くとすぐに疲れる」「階段が登りにくい」「つまずきやすい、転びやすい」「椅子から立ち上がりにくい」「重いものを持つとすぐに疲れる」といったものがある。この原因としては、「筋力の低下」「バランス能力の低下」「骨、関節、筋肉の病気」「使わないことによる身体機能の衰え」などが挙げられる。

 ロコモアドバイスドクターで東京大学医学部付属病院整形外科・脊椎外科の山田恵子医師によると「もともとロコモというのが、日本語で運動器症候群といって、骨や関節、筋肉、神経などの体を動かす部分、こういったものの障害が原因で、立ったり座ったり、階段を上ったり、簡単な日常生活に必要な移動ができなくなる、もしくは低下している状態」だという。

 丸の内で働く20代・30代女性352人にテストを実施した結果、30%の女性に移動機能障害がすでに始まっている傾向が見られ、さらに4%に「障害が進行中」という調査結果が出た。

 ロコモの大きな原因は、慢性的な運動不足と言われている。

 現代社会では、車による「ドア to ドア」の移動が増えていたり、エレベーターやエスカレーターを使ったりなど、日常的に体を動かす機会が減ってきていることが理由の1つだ。

 また、社会人になると運動する機会は極端に減り、男性に比べて女性は筋肉量が少ないため、「ロコモティブ症候群」になりやすいという。さらに、偏った食生活で筋肉や骨、軟骨が適正に作られない、神経細胞の機能が落ちるといったことも大きな要因であると言われている。

 山田医師は「ロコモが目に見えるような形になるのが50代~60代以降になるが、当たり前だが、50代~60代になってから急激に運動機能が低下するわけではなく、個人差が大きくなるのが50代~60代以降ということ。それまでは少しずつ運動機能が低下していく。例えばバランス機能は30代ぐらいから明らかに低下していくので、少しずつでも体を動かす習慣をつけたほうがいい」と対処法を語った。

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最終更新:5/16(火) 16:50
AbemaTIMES