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歌川国芳作品など、京都文化博物館で「江戸猫」展

Lmaga.jp 5/16(火) 17:00配信

猫をモチーフとした浮世絵や招き猫をはじめ、人々を熱狂させた江戸時代の猫ブームを紹介する『いつだって猫展』が、「京都文化博物館」(京都市中京区)で6月11日までおこなわれている。

【写真】テーマ「福を招く猫」では、張り子や土人形など全国各地の招き猫がズラリ/京都文化博物館(京都市中京区)、6月11日まで

今や空前の猫ブーム。実は江戸時代後期にも、現代さながらの「猫ブーム」がたびたび巻き起こり、歌舞伎や浮世絵に数多く登場していた。日本において猫は、少なくとも弥生時代中期から存在していたとみられ、奈良・平安時代には上流階級に愛される希少なペットだったが、江戸時代に入ると、ネズミを捕まえる益獣として重宝され、庶民にとっても身近な存在となる。会場は「江戸の暮らしと猫」や「化ける猫」など、大きく5つのテーマに分けた展示に。

美人画で女性の魅力を引き立てる小道具として登場する愛らしい猫や、合巻本で復讐譚として描かれる化け猫など、作風も時代によってさまざま。天保年間には、愛猫家である歌川国芳が猫を題材とした戯画を次々に発表、役者を猫に見立てたり、また逆に猫を擬人化するなど、猫愛の詰まった作品が楽しめる。猫好きでなくても思わず顔がニンマリ、見るほどに江戸猫のとりこになっているはずだ。

取材・文・写真/天野準子

最終更新:5/16(火) 17:00

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