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空気がきれいな空港・アイススケート場へ…PM2.5“難民”

5/16(火) 12:13配信

ハンギョレ新聞

 全国殆どの地域で粒子状物質(PM2.5、PM10)の汚染濃度が「非常に高い」を記録した6日、ソウルに住む会社員のPさん(32)は仁川(インチョン)空港に行く空港鉄道に乗った。「最悪!絶対に外出しないでください!!!」という警告文が一部の天気予報アプリに表示されている状況で考え出した自分なりのPM2.5、PM10からの脱出方法だった。Pさんは、仁川国際空港内のいくつかの施設を利用しながら時間を過ごした後、午後遅くソウルに戻った。彼は「PM2.5、PM10のため、窓も開けられないが、ずっと家にいるのも息苦しくて、室内空気がきれいな空港を訪れた」と話した。

 連日、PM2.5、PM10予報が続く中、Pさんのように自分なりの“避難所”を見つける市民が増えている。室内のPM2.5、PM10管理が徹底的に行われる場所だ。空港が代表的な「空気オアシス」に挙げられる。Pさんがよく訪れる仁川空港は、PM2.5、PM10が法廷基準値を下回る。

 15日、ハンギョレが国土海洋部から入手した昨年の全国15カ所の「旅客ターミナルにおける室内空気の管理現況」資料によると、仁川空港のPM2.5、PM10の濃度は1立方メートル当たり平均29.9マイクログラムを記録した。多重利用施設などの室内空気の管理法で定めたPM2.5、PM10の基準値は1立方メートル当たり150マイクログラムだ。清州(チョンジュ)空港が17.5マイクログラム、金浦(キムポ)空港37.3マイクログラムを記録するなど、15の空港すべて法定基準値を下回った。仁川空港公社はホームページを通じて空港内の約20カ所で測定した室内空気の状態をリアルタイムで公開している。仁川空港公社関係者は「空港内の大気環境を24時間モニタリングして、温度と二酸化炭素濃度によって自動的に新鮮な空気を供給する空調システムを運営している」と説明した。

 PM2.5、PM10を避けてアイススケート場を訪れる人々も目立って増えた。Sさん(45・ソウル陽川区)は、PM2.5、PM10が立ち込めた日は子供たちと共に近くのスケート場に行く。Sさんは「野外活動が難しく、偶然スケート場を訪れたが、特有の快適さを感じた」と話した。実際、スケート場は室内にほこりを誘発する要因がほとんどないため、PM2.5、PM10が少ない。京畿道高陽市(コヤンシ)にあるスケート場関係者は「氷上競技場は湿度の調節に敏感なため、外部空気を遮断する空調システムが整っている」とし、「2時間に一度ずつ整氷機でリンクの表面を整えるが、電気を利用する装備であり、空気汚染もない」と話した。最近、PM2.5、PM10で室外活動が制限されるため、学校側からの団体講習の問い合わせも増えたという。

 空気清浄機が設置されたキッズカフェも母親たちの定番の避難先である。京畿道水原(スウォン)に住むCさん(34)は育児情報などが掲載されたコミュニティをこまめにチェックしている。空気清浄機が設置された室内空間の情報が共有されるからだ。Cさんは「母親たちが主に利用するオンラインカフェに空気清浄機を備えたキッズカフェの情報が掲載されている。店名はないが、掲載者にメールを送り、情報を聞き出している」とし、「子供たちが安心して呼吸できるところがない。なぜこのような状況まできたのか分からない」と話した。

パク・スジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:5/16(火) 12:13
ハンギョレ新聞