ここから本文です

IEA:石油市場の供給だぶつき、解消には長期の減産が必要

Bloomberg 5/16(火) 18:05配信

国際エネルギー機関(IEA)は、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国の協調減産で石油市場の均衡化が世界的に進んでいるものの、過剰在庫の解消にはより長期にわたる減産が必要だとの見解を示した。

IEAは16日公表の月報で、世界の原油在庫は1-3月(第1四半期)に若干増えたものの、4-6月は季節要因で需要が上向くうえOPECの生産抑制で減少すると予想。ただ、OPECとその他の主要産油国が来週の会合で減産措置を延長した場合でも、年末時点の在庫は引き続き過去5年間の平均を上回る水準にとどまっている可能性があるという。サウジアラビアとロシアは15日、減産延長への支持を表明。これを手掛かりに原油相場は上昇した。

IEAは月報の中で、1-6月の世界石油需要見通しを日量11万5000バレル引き下げた。インドや米国など「これまで底堅かった諸国」の消費が下振れしていることを理由に挙げた。それでも年間の予想は据え置きとした。

IEAによれば、OPEC加盟国による減産合意の今年の順守率は平均96%。消費は減速しているものの、減産措置は効果を発揮しつつあるようだとIEAは指摘した。

原題:Oil Market Is Rebalancing Yet OPEC’s Work Not Finished, IEA Says(抜粋)

Grant Smith

最終更新:5/16(火) 18:05

Bloomberg