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UBSへの投資損失に失望、シンガポールのGICが株保有圧縮

Bloomberg 5/16(火) 1:00配信

政府系ファンド(SWF)のシンガポール政府投資公社(GIC)は、スイスの銀行UBSグループの発行済み株式総数の2.4%、約16億ドル(約1800億円)相当を売却する。

GICの林昭傑(リム・チョウ・キアト)最高経営責任者(CEO)は16日の発表文で、「GICが2008年2月にUBSに投資して以来、状況は根本的に変化した。UBSの戦略やビジネスも同様だ」と指摘。「GICがUBSへの出資比率を減らし、この資金を他に再配分することが今は理にかなう」と説明。GICはUBSへの投資で損失が出たことに「失望している」ともコメントした。

UBSの先の発表によれば、この売り出しでは同行が幹事を務める。GICはこれまでUBS株を5.1%保有していたが、売却完了により出資比率は2.7%に低下する。GICは機関投資家を対象に短期間のブックビルディング方式を通じて9300万株を売却する。

GICは金融危機の早い段階でUBSの転換社債を購入。UBSがサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン債権に絡んだ損失をカバーするため資金を必要とした際にこの転換社債は株式に転換され、GICは10年にUBSの筆頭株主となっていた。

原題:Disappointed With UBS Loss, Singapore’s GIC Fund Cuts Stake (1)(抜粋)

Elisa Martinuzzi, Jan-Henrik Foerster, Klaus Wille

最終更新:5/16(火) 9:34

Bloomberg