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日本株は3日ぶり反発、NTTなど通信や食料品高い-2万円届かず

Bloomberg 5/16(火) 8:04配信

16日の東京株式相場は3営業日ぶりに反発。最高値を更新した米国株に対する割安感、原油市況の上昇などをきっかけに投資家の間で見直し買いの動きが広がり、今期は増益・増配を計画したNTTなど情報・通信株、1ー3月期決算内容が好感されたアサヒグループホールディングスなど食料品株が高い。

一方、銀行や保険など金融株、不動産株など金利敏感セクターは下げ、鉱業や小売株も軟調。日経平均株価は一時およそ1年5カ月ぶりとなる2万円回復が目前に迫ったが、その後は失速、大台には届かなかった。騰落レシオなどテクニカル指標からみた過熱感の強さも重し。

TOPIXの終値は前日比4.23ポイント(0.3%)高の1584.23、日経平均株価は49円97銭(0.3%)高の1万9919円82銭。

ちばぎんアセットマネジメントの加藤浩史シニア・ポートフォリオ・マネジャーは、国内企業の「2018年3月期は10%弱の最終増益が描ける。海外株に比べ日本株には出遅れ感がある」と指摘。ただし、時価総額ウエートの大きい自動車と銀行の2セクターの業績が思わしくなく、「なかなか日経平均は2万円を抜けられない」とも話した。

15日のニューヨーク原油先物は2.1%高の1バレル=48.85ドルと大幅高し、約2週間ぶりの高値で引けた。サウジアラビアとロシアが減産合意の9カ月延長を支持、世界的にリスク選好姿勢が強まった。ロンドン金属取引所(LME)の銅や鉛価格も上昇。

同日の米国株はエネルギーや素材株中心に買われ、S&P500種株価指数が0.5%高の2402.32と史上最高値を更新した。米10年債利回りは2.34%と、前日から2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。

前日の海外動向、為替の落ち着きが好感されたこの日の日本株は買い先行で始まり、日経平均は朝方に一時128円高の1万9998円49銭と心理的節目の2万円にあと1円50銭ほどと迫った。いちよし証券の大塚俊一投資情報部長によると、15日までに決算発表を行った東証1・2部上場企業(金融除く)の18年3月期純利益見通しは前期比9%増。15日時点の日経平均の予想PERが14.94倍となったことは、「業績好調がまだ織り込まれていない」ためとみる。予想PERが15倍を割れたのは、昨年11月以来。

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最終更新:5/16(火) 15:41

Bloomberg