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テニス元日本4位が八百長で永久追放…働きかけ以外にも禁止の賭博行為76回

スポーツ報知 5/17(水) 6:05配信

 テニスの不正監視団体TIUは16日、八百長行為など不正防止規定違反があったとして、三橋淳・元選手(27)に永久追放処分と罰金5万ドル(約568万円)を科したと発表した。05年には国別対抗戦のジュニア・デビス杯で錦織圭(27)=日清食品=とダブルスを組んで出場していた。日本人選手がTIUから処分を受けるのは初。日本協会の高橋甫常務理事は「こんなことは絶対に起きてはいけない」と話した。

 TIUによると、三橋は15年11月に南アフリカでのツアー下部大会で、かつて自身がコーチを務めた教え子で22歳の南ア人選手を通じて、他の選手に敗退行為を持ちかけた。シングルスは2000ドル(約28万円)、ダブルスは600ドル(約7万円)を提示。翌月にナイジェリアで行われた大会では、自ら選手に働きかけていた。国際テニス連盟の記録によると、自身は14年12月を最後に試合には出場しておらず、南ア人選手には16年9月に永久追放処分が下っている。

 八百長の働きかけ以外にも、15年10、11月の間に76回もテニスの試合への賭けをしていたことが判明。海外ではブックメーカーでさまざまなスポーツが賭け事の対象になるが、選手と関係者はテニスへの賭博は禁止されている。TIUは再三、事情聴取と捜査協力を求めたが拒否したという。

 テニス界での賭博に絡む八百長は、07年10月に男子プロテニスツアーを統括するATPが調査していることを公表。16年1月の全豪オープン開幕直前に、英BBC放送が当時の調査は不十分だと報じるなど、度々問題になってきた。日本協会は今年度からプロ登録時にコンプライアンス研修受講を義務づけている。

 ◆三橋 淳(みつはし・じゅん)1989年6月1日、英国生まれ。27歳。6歳からテニスを始める。米国の小学校に通い、卒業後は日本に帰国。2005年に16歳以下の国別対抗戦ジュニアデビス杯で錦織圭とともに代表入り。07年11月にプロ転向。日本ランクの最高位は08年の4位、世界ランクの最高位は09年の295位。165センチ、63キロ。

最終更新:5/17(水) 9:41

スポーツ報知