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<将棋>加藤九段「藤井四段は矢倉戦法でタイトル取れる」

毎日新聞 5/17(水) 15:10配信

 現役最年長棋士の加藤一二三九段(77)と、アマ三段でタレントのつるの剛士さん(41)によるトークショーが17日、東京都中央区の日本橋三越本店で始まった金製品を展示・販売する「大黄金展」で行われた。加藤九段は、将棋界注目の中学生プロ棋士、藤井聡太四段(14)について言及し、タイトル獲得の可能性などについて語った。

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 藤井四段はデビュー戦以来、公式戦連勝記録を17に更新中。加藤九段は「私は藤井四段が公式戦で初めて戦った人間で、負けたんですけれど。その後、破竹の進撃で連勝している」と高く評価した。その上で「彼はあの年代では最も研究熱心。私とか羽生(善治王位)さん(46)とかトップの棋士を全部研究して、それが身についている。私をはじめ今の将棋界のトップの8人ぐらいがいなかったら、(藤井四段も)そんなに強くなれません」とも話し、会場を笑わせた。

 さらに加藤九段は「藤井四段はタイトルが取れるのか、大成するのかと皆さん注目している。私は先手矢倉戦法で名人にもなり、500回ぐらい勝った。藤井四段もこれから先、先手矢倉を熟達するとタイトル取れる。これが無関心だと取れない」とエールを送っていた。

 ◇3000万円の将棋の駒一式を展示

 大黄金展には純金製の3000万円の将棋駒一式と、高さ2メートルで金箔(きんぱく)を貼った2000万円の「金将駒」が特別展示されている。将棋駒一式は、金100%の純金で将棋の駒を精巧に再現したもので、総重量約1604グラム。バラ売りも可能で、好きな駒のみ購入することもできる。また、巨大な金の駒には金箔約1700枚が使われている。

 1月に現役引退が決まった加藤九段は、バラエティー番組に登場するなど「ひふみん」の愛称で人気だ。金の将棋駒に触れた加藤九段は「重みがある。指していると体が熱くなってくる。金のパワーを感じる」と話していた。

 大黄金展は今年で12回目。仏具、仏像類のほか、えとにちなんだ縁起物や食器、大判小判など約1000点の金製品を展示販売する。入場無料で22日まで。【岡部恵里】

最終更新:5/17(水) 15:38

毎日新聞