ここから本文です

【中国】冬季のクリンカー生産調整、全国に拡大へ

NNA 5/17(水) 11:30配信

 セメントの半製品であるクリンカーの冬季における生産調整が、全国に拡大される見通しとなった。これまでは集中暖房による大気汚染が深刻な北部で実施してきたが、これを全国に広げる形。16日付経済日報が伝えた。
 中国セメント協会の孔祥忠常務副会長が経済日報に対し明らかにした。孔副会長によると、工業情報省(工情省)が9月までにクリンカー生産調整に関する通知を発表する見通し。
 工情省が2016年11月1日~17年4月15日に実施した生産調整では、北部15省区市のセメントメーカー475社が対象となり、クリンカー2億3,792万トンを減産した。
 生産調整によって石炭消費量2,880万トン、二酸化炭素(CO2)排出量2億576万トンを抑制したほか、メーカーが抱えるクリンカー在庫1億5,870万トンを消化するなど、環境面、企業の経営面ともに改善が見られたという。
 ただクリンカー生産調整には中央政府による監視体制が不十分であるといった問題も多い。中国セメント協会は生産調整の全面実施に向け、監視体制の強化や罰則制度の確立の必要性を強調している。

最終更新:5/17(水) 11:30

NNA