ここから本文です

歴戦のプロ編集者が語る、インタビューで本音を引き出す相づち・会話のテクニックとは?【後編】

5/17(水) 7:06配信

Web担当者Forum

「オウンドメディアの取材は質が低い――」と言われることに危機感を覚える「経営ハッカー」編集長の中山氏と、フリーランス編集者の鈴木(アミケン)氏。取材記事を作るノウハウを語る対談の後編をお伝えする。

後編は、取材中に本音を引き出すノウハウ、記事公開までのスケジュールや謝礼の注意点について。本音を引き出せるかどうかは、取材者の技量にかかっている。

>>前編の「事前準備」「当日の心構え」から読む

中山順司(経営ハッカー編集長)
2016年にfreee株式会社に入社。経営ハッカー編集長。24時間365日、オンオフの境界線なく常にコンテンツのことを考えては執筆する生活を送る。趣味はロードバイク。

鈴木健介(アミケン)
1977年 大阪生まれ。合同会社GX代表 / アミケン編集塾 塾長 / リクナビNEXTジャーナル編集デスクetc / オウンドメディア勉強会幹事 / PRSJ認定PRプランナー / 趣味:旅とサルサ

 

相づちは短く。相手の話を復唱して理解していることを示す

[中山] 実際に取材するときの話に移りましょうか。僕は、「話を聞く&引き出す」という点で、相づちはとにかく短く心がけるようにしています。長く話すのではなく、「それでそれで?」というように。

[鈴木] でも、復唱はしませんか? 相手がひと通り話し終わった後に、要点をもう1回こっちでかみ砕いて「つまりこういうことですか」と復唱する。これは大事だと思っています。お互い確認にもなりますし。

[中山] それはやります。「理解していますよ」というのも伝わりますし。僕は会話のリズム感を大事にしたいので、もちつき感を延々と出すような感じでいきます。相手が疲れたかなというときには、1回話を切って水を飲む時間を作る。しゃべり疲れる瞬間ってありますからね。

あと、相づちのワンパターン化は避けたい。ただ驚くのでも「すごーい」「やばーい」だけだとキャバクラっぽくなっちゃうので、何だったら擬音語、擬態語も織り交ぜながら反応を返します。話を聞いているときに気を付けていることってありますか?

[鈴木] ワンパターン化を避けるというのはそうですね。「はやり言葉」を入れるとか。ひと昔前なら「どんだけ~!」ってツッコミ風の驚きを表現したりとか。

[中山] ……古い。

[鈴木] ルー大柴さんにインタビューしたときは、ルー語で返しました。ルーさんがルー語でしゃべっていないくだりでも、こっちがルー語で返すという。すると「そう!そういうことだよ!ザッツ・ライト!」みたいな空気になって(笑)。相手の言葉を用意しておいて、それで返すというのはたまにします。

[中山] 上級テクニックですね。

[鈴木] インタビューとして引き出したいキーワードってあるじゃないですか。でもインタビュー中になかなかその言葉が出てこないこともたまにあります。そういうときはこっちから出しちゃう。すると「そういうことです」ってなるので。

[中山] 若干誘導気味ではあるけど、「やばい、このキーワードがないと記事が成立しない」みたいなときはありますね。

 

1/4ページ

最終更新:5/17(水) 7:06
Web担当者Forum