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<大学新テスト>英語民間試験と併存も 来月方針決定

毎日新聞 5/17(水) 0:23配信

 文部科学省は16日、大学入試センター試験に代えて2020年度に始める新共通テストの実施方針案を公表した。名称を「大学入学共通テスト(仮称)」とし、英語はマークシート式を廃止して民間検定試験を活用する。20年度に民間試験に完全に切り替える案と、23年度まで現行方式の試験と民間試験を併用する2案を提示した。一方、国語と数学には記述式問題を導入する。高校、大学関係者や一般から意見を聞き、6月に実施方針をまとめる。

 新テストは、知識重視から思考力・判断力・表現力重視の入試に転換するのが狙い。共通1次に代わりセンター試験が1989年度に導入されて以来の改革となる。最初は21年1月に実施され、現在の中学3年以下が対象。出題科目はセンターと同じ6教科30科目で、新しい学習指導要領の導入を受け、24年度以降は科目を絞ることを検討する。

 英語は学習指導要領に対応した民間試験を大学入試センターが「認定試験」と定めて利用する。英検やTOEFLなどを想定しており、成績は試験の素点と、国際基準規格「CEFR」(セファール)に基づく6段階の評価を大学に提供する。高校3年の4~12月に2回まで受験できる。浪人生については検討中。

 国語と数学で導入する記述式問題は大学入試センターが作り、3問程度ずつ出題する。試験時間はマークシート式と合わせて国語は80分から100分、数学は60分から70分に延ばす見通し。採点は大学入試センターから委託された民間業者が担当し、設問ごとに3~5段階で評価する。同センターがマークシート式の得点とともに成績を管理して大学に提供する。

 実施方針を策定後、11月と来年12月ごろに高校生5万~10万人を対象にプレテストを実施し、19年度初めに実施大綱をまとめる。

 文科省は大学入試改革の一環として、20年度から、書類や面接などで選考するアドミッション・オフィス(AO)入試を「総合型選抜」と改称し、学力試験を義務付ける案も示した。また、推薦入試は「学校推薦型選抜」、一般入試は「一般選抜」と名称変更する。【伊澤拓也】

最終更新:5/17(水) 1:57

毎日新聞