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〔米株式〕NYダウ、小反落=方向感乏しい(16日)☆差替

時事通信 5/17(水) 6:00配信

 【ニューヨーク時事】16日のニューヨーク株式相場は、方向感に乏しい中、原油安などに圧迫されて小反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比2.19ドル安の2万0979.75ドルで引けた。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は3営業日続伸し、同20.20ポイント高の6169.87で終了。終値ベースの史上最高値を2日連続で更新した。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5689万株減の7億9236万株。
 朝方発表された4月の鉱工業生産指数が良好だったことや、原油先物価格の上昇が好感され、この日のダウは高寄りして開始。構成銘柄の米住宅改装用品小売り大手ホーム・デポが、市場予想を上回る2~4月期決算を発表して買われ、上げを主導した。
 その後、原油価格が下げに転じると、ダウもマイナス圏に転落。間もなくプラスに浮上したものの、終盤にかけてじり安となった。百貨店チェーン大手TJXカンパニーズやスポーツ用品大手ディックス・スポーティング・グッズの決算が低調だったことも弱材料視された。
 アマゾン・ドット・コムを筆頭にインターネット通販が急拡大する中、投資家らは店舗型小売りの先行きに警戒感を強めている。今週は18日に米小売り最大手ウォルマート・ストアーズの決算発表を控えており、注目を集めそうだ。市場関係者からは、「ウォルマートはネット通販事業でも健闘しているとされる。同社で良い数字が出ないと、投資家心理的には厳しい」(日系証券)との声が聞かれた。
 一部の米メディアは前日、トランプ米大統領がロシアのラブロフ外相と会談した際、同盟国から提供された機密情報を暴露したと報道。議会の関心がトランプ氏の対ロ関係の追及に傾けば、税制改革の議論の後ずれは避けられず、市場では積極的な買いが入りにくい状況になっている。
 個別銘柄(暫定値)は、TJXが4.1%安、ディックスが13.7%安、ナイキが1.8%安、ウォルト・ディズニーが1.1%安。ホーム・デポは0.6%高、IBMは1.4%高、エヌビディアが1.9%高、アマゾンは0.9%高。

最終更新:5/17(水) 9:26

時事通信