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【マレーシア】富士フイルム、インスタックスSQ10を投入

5/17(水) 11:30配信

NNA

 富士フイルムの現地法人フジフイルム(マレーシア)は16日、インスタントカメラ「instax(インスタックス)」(日本名:チェキ)シリーズで、新たに正方形フォーマットの写真を撮影する「instax スクエアSQ10」と「instax mini9」の2モデルを市場投入すると発表した。SQ10は画像の編集・加工もできるデジカメ機能を備えた高付加価値モデルとなる。同社では、インスタントカメラファンの底上げに向け、さらにブランド価値を高めたい考えだ。
 「instax スクエアSQ10」は、同シリーズで初めて62ミリ×62ミリの正方形フォーマットで写真を撮影し、その場でプリントできるモデルとなる。色の再現性や安定性、経年劣化への耐性を高めているほか、「セピア」「ハイライン」といった10種類以上のフィルターを選んで色味や彩度を調整、周辺光量と明るさを19段階で調節できるなど、デジタルカメラ機能も備えていることが特徴。マイクロSDカードで撮影した画像を保存し、別途プリントすることも可能だ。
 正方形フォーマットは、芸術的な写真表現に効果的だとして、約90年前から愛好家に親しまれてきたが、近年はスマートフォンアプリ「インスタグラム」のフォーマットとしても定着している。「instax スクエアSQ10」は、スマホ世代のニーズに応えるインスタントカメラで、マレーシアでも最先端のトレンドに敏感な若い消費者を中心にアピールしていく。
 「instax mini9」は、既存の「instax mini8」のアップグレードモデルで、レンズ横にセルフィー(自撮り)用のミラーがついたほか、至近距離での撮影画像を美しく捉えられるクローズアップレンズを搭載している。「instax mini8」はマレーシアのインスタックスシリーズ販売台数の65%を占める主力モデルとなっており、「instax mini9」の投入でさらに販売を促進する。
 GST(消費税)込みの価格は、「instax スクエアSQ10」が1,328リンギ(約3万4,880円)、「instax mini9」が348リンギで、22日から全国で販売する。クアラルンプール(KL)のモール「アベニューK」の特設イベント会場と、KLの「ロット10」およびスランゴール州の「サンウエー・ピラミッド」の写真専門店「ワンダーフォトショップ」で先行発売する。
 カラーは「instax スクエアSQ10」がブラックのみ、「instax mini9」がフラミンゴピンク、ライムグリーン、コバルトブルー、スモーキーホワイト、アイスブルーの5色。16日の商品発表会の反応では、アイスブルーが一番人気だった。
 ■正方形フォーマット、ブーム到来か
 中村祥敬マネジング・ディレクターは、「マレーシア人はセルフィーが大好きなほか、撮影画像のプリントも好み、(プリントをオーダーする顧客の列で)1時間余り仕上がりを待っていることもいとわない姿もみられる」と指摘。新たなトレンドである正方形フォーマットのプリント需要を探るため、ハリラヤ・プアサ(断食明け大祭)明けには、ワンダーフォトショップ2店舗で正方形フォーマットの撮影画像プリンターを試験導入すると話した。
 フジフイルム(マレーシア)の発売するインスタックスシリーズはこれで、既存モデルの「instax mini70」「instax mini90」を加えた5モデルと、シェアプリンターになる。2016年のマレーシアにおけるインスタックスシリーズの販売台数は、前年比30%増となっており、今年も同様の伸びを見込んでいる。インスタックスシリーズの人気は日本や中国などのアジアから東南アジア諸国連合(ASEAN)に広がり、現在は米国が最大の販売台数で世界をけん引している。世界全体での販売台数は、16年に前年比30%増の660万台に達し、今年は750万台を見込んでいる。

最終更新:5/17(水) 11:30
NNA