ここから本文です

高校生の休日ネット利用、5時間以上が2割超 県内16年度調査

茨城新聞クロスアイ 5/17(水) 8:00配信

県内公立小中高校の児童生徒を対象に2016年度に実施した携帯電話・インターネット利用に関するアンケートで、休日のネット利用時間について、5時間以上と回答した高校生が2割以上に上ったことが、県教委のまとめで分かった。スマートフォン(スマホ)など携帯電話の所持率は、13年度の前回調査から中学生は5・4ポイント、小学生は1・8ポイントそれぞれアップし、所持の低年齢化が進んだ。一方、ネット利用に関して家庭内で約束事を決めているのは小学生の62・7%に対し、高校生は43・3%で半数を割り込み、県教委は、ネットに絡むトラブルやネット依存を回避するため、家庭でのルール作りや順守を徹底するよう呼び掛けを強める方針。

調査結果によると、ネットの利用時間は、平日で最も多いのが、小学生1時間未満(41・1%)、中学生1~2時間(31・5%)、高校生1~2時間(23・1%)。休日で最も多いのは、小学生1時間未満(31・0%)、中学生2~3時間(22・7%)。高校生は5時間以上(21・8%)で、前回調査から4・2ポイント増加した。

携帯電話の所持率は、高校生が前回の98・0%からほぼ横ばいだったのに対し小中学生はアップし、低年齢化が浮き彫りになった。

ネット利用に関し、高校生の95・6%がスマホを利用。目的別で最も多かったのは「コミュニケーション」(87・2%)で、通信手段は、無料通信アプリ・LINE(ライン)が最多の59・1%、次いでツイッターが22・3%だった。

また、ネット利用で「日常生活に影響を感じたことがある」と答えた高校生は54・7%(前回51・0%)。具体的な内容は「勉強をする気にならない」が最多の32・3%(同25・8%)、次いで「ネット使用をやめられない」22・5%(同18・0%)、「睡眠を取ることができない」19・4%(同13・9%)となり、いずれも前回調査を上回った。

高校生がネット利用のために減らした時間は「睡眠」(33・7%)、「学習」(31・6%)が多かった。

一方、ネット上で「いじめられたことがある」と回答した高校生は3・6%で、前回の3・1%からわずかに増加。また、ネット利用に関して「(家庭で)約束事がある」と回答した高校生の割合が小中生と比べて最も低かった。

県教委は15年度から、いじめを含めたネット上でのトラブルやネット依存などを防ごうと、各家庭での「スマホ家庭のルールづくり運動」を繰り広げ、これまでに9割近い家庭の参加を確認していた。今回の調査で「約束事がある」と答えた高校生が43・3%にとどまったことから、「ルールが厳しくて守れなかったり、ルールを忘れてしまったりしていることなどが考えられる」(県教委)とみている。

今後は、各学校での保護者面談などを通して「ルールの順守」の呼び掛けを強める方針で、さらに「せっかくルールを作っても守れなければ意味がない。実効性のあるルール作りを促したい」としている。

調査は2013年度に次いで2回目。昨年12月、県内の公立小中学校と義務教育学校、県立高校、特別支援学校などを対象に実施し、児童生徒約11万8千人から回答を得た。 (朝倉洋)

茨城新聞社

最終更新:5/17(水) 8:08

茨城新聞クロスアイ