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都内児童・生徒のアレルギー性鼻疾患、市部が区部より高い傾向

リセマム 5/17(水) 16:15配信

 東京都教育委員会は5月16日、平成28年度東京都の学校保健統計書をWebサイトに掲載した。学年別・地区別の統計もまとめており、アレルギー性鼻疾患などは市部の方が区部よりも被患率が高いことがわかった。

アレルギー性皮膚疾患の学年別割合

 東京都教育委員会では、児童・生徒の健康実態を把握し健康教育や学校保健行政の基礎資料とするため、区市町村教育委員会と全公立学校の協力のもと、学校保健統計調査を毎年実施している。平成28年度の定期健康診断の受診者は94万3,519人。学校保健統計書では、定期健康診断の結果や学校感染症による出席停止者の状況をまとめている。

 都内の公立学校で「肥満傾向」とされた児童・生徒の割合は、小学校1年生で男子0.60%、女子0.52%。学年があがるごとに増加傾向にあり、小学校6年生では男子2.29%、女子1.25%となっている。また、すべての学年において男子の「肥満傾向」が女子の割合より高い。

 アレルギー性皮膚疾患の割合は、男子は小学校5年生、女子は小学校2年生でもっとも高くなっている。アレルギー性皮膚疾患、気管支ぜん息、アレルギー性眼疾患、アレルギー性鼻疾患のいずれも、男子の割合が女子より高い。

 また、アレルギー性皮膚疾患・眼疾患・鼻疾患は、区部より市部の方が被患率が高い傾向にある。小6男子のアレルギー性鼻疾患を例にみると、区部の被患率18.37%に対して市部は21.28%となっている。

 むし歯(う歯)の被患率(治療済みのむし歯を含む)は、小学校42.4%、中学校37.7%、高校49.3%で、経年的には減少傾向が続いている。小学校における地区別の被患率をみると、区部40.72%、市部44.98%、郡部59.27%、島部54.61%。区部と市部の中では、千代田区27.62%、中央区34.33%、武蔵野市34.22%などが割合が低く、東大和市60.57%、武蔵村山市57.08%などが高い。

 歯肉の状態を学年別にみると、歯周疾患および歯周疾患要観察者の割合は学年が進むと増える傾向。小学生では15%以下だが、高校1年生で20%以上、高校2~3年生は25%以上に増加している。

 そのほか、「栄養不良」「四肢異常」「尿糖検出」「腎臓疾患」の割合は、すべての学年において1%以下。なお、「四肢異常」は平成28年度から調査を開始した項目で、小学校で0.29%、中学校で0.55%、高校で0.42%となった。

 学校保健統計書は都教育委員会Webサイトに公開されているほか、都民情報ルームや都立図書館などでも閲覧できる。

《リセマム 黄金崎綾乃》

最終更新:5/17(水) 16:15

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