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“ショッピングモールの歌姫”半崎美子、歌秘話も泣かせる「私より歌が長生きしてほしい」

夕刊フジ 5/17(水) 16:56配信

 “ショッピングモールの歌姫”として注目のシンガー・ソングライター、半崎美子(36)。先月、メジャーデビューしたばかりの新人だが、サザンオールスターズの桑田佳祐(61)が絶賛したことで話題に。心の琴線に触れる“泣かせ歌”でも人気を集めている。

 先月発売されたデビューミニアルバム「うた弁」にはブレークのきっかけとなった4~5月期のNHKみんなのうた「お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙~」や、「サクラ~卒業できなかった君へ~」などを収録。

 半崎は、桑田がラジオ番組で「日本のアニタ・ベイカー(米R&B歌手)だ」と称賛したことで注目され、ライブを続けてきたショッピングモールでは観客が号泣することでも話題に。下積みも長かった分、このブレークに「信じられない」と語るも、それは実績の表れだ。

 歌手を目指して、大学を中退して北海道から上京。パン屋で住み込みのバイトをしながら、歌手活動をスタートさせた。

 「何のつてもありませんでしたが、東京に行けば注目されるって漠然とした自信があったんです」とさらりと話すが、実は結構押しが強い。

 ショッピングモールも最初はよく断られた。「だから次第に断られないコツを学んで。『ファンの方から、このモールに来てライブをしてほしいと言われた』って説明すると、案外スムーズに話が進むんですよ」

 そんなモールライブで受け止めてきたファンの思いを込めた歌が、共感を呼ぶ「泣かせ歌」として結実している。

 その代表となるのが「明日へ向かう人」という曲だ。2011年に栃木県鹿沼市で起きたクレーン車の暴走事故で、小学生の息子を失った遺族との交流から生まれた曲で、どの会場でも歌うたび、観客の涙を呼び起こしている。

 「ご家族も自分たちの思いをよく分かってくれていると言っていただけました。私はただ、悲しいと歌うのではなく、前向きになれるようなエールを送っているつもりです」

 人の心を打つ歌でじわじわと人気を集め、メジャーデビュー前に、個人で東京・赤坂BLITZでの単独公演を、3年連続でソールドアウトさせたほど。

 「私より歌が長生きしてほしいって思っているんです。私がいなくなっても、歌は生き残ってほしいと。語り継いでいってほしいなと」

最終更新:5/17(水) 17:05

夕刊フジ