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阪神・中谷が先制5号3ラン!大ファウルため息を即歓声に変えた

サンケイスポーツ 5/17(水) 7:00配信

 (セ・リーグ、阪神8-1中日、7回戦、阪神4勝3敗、16日、甲子園)逃しはしない。大ファウルの直後に、打ち直した。まだ明るい聖地の空に中谷がドカンと3ランアーチ。左翼手もすぐに追うのをあきらめるほどの一発だった。

 「チャンスだったし、ランナーをかえすという意識が強かった。しっかり打つということだけを考えていました」

 四球と敵失から作った一回一死一、二塁の好機に福留が空振り三振。その間の重盗で二死二、三塁となり、打順が巡ってきた。試合前までの得点圏打率は・125(16打数2安打)。だがここでは、無我夢中で中日先発・鈴木をつかまえた。4球目の真っすぐを左翼ポール際への大ファウル。場内のため息を、すぐどよめきに変えた。直後のフォークをとらえた。思わずニヤッと笑みを浮かべて、ダイヤモンドを一周した。

 金本監督も「大きなファウルを打って、よく打ち直したといいますか、きれいな、本当に彼らしいホームランでしたね」と絶賛。投打がかみ合う今季の虎は先制すれば17勝4敗で勝率・810。この一発で勝利はほぼ決まった。4試合連続のスタメン起用に応え、ここ4試合で3本塁打。規定打席に届いていないにもかかわらず、チームトップの糸井、福留と並び自己最多を更新する5本塁打だ。ここまで5番打者の起用で頭を悩ませ「勝負強さの原口、長打の中谷」と口にしていた指揮官に「もう一人のクリーンアップ」として強烈に自己主張した。

 もがき、必死で体に覚え込ませて、ようやくここまで来た。チーム関係者から「いいときにどうしていいのか、ノートとかに書き留めておけよ」と言われても「考えるとダメな気がして…」と答える。とにかく金本監督の指導に無心で食らいつき、大きく強く育った。鉄人の血が染み渡り始めて、甘い球を逃さない抜け目のない男に、ついになりつつある。

 「去年より打つという目標もありましたけど、まだまだ目標は2桁ホームランなので。慢心せず、しっかりやっていきます」

 お立ち台で、さらなる誓いを立てた。143試合換算では20・4発ペース。虎が待ち望んだ右の大砲候補は考えながら考えすぎず、打ちまくる。

最終更新:5/17(水) 9:26

サンケイスポーツ

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