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雇用創出が優先課題=市場も新大統領に期待―韓国

時事通信 5/17(水) 7:03配信

 【ソウル時事】韓国大統領選で当選し、大統領に就任した革新系「共に民主党」の文在寅氏は、「政府主導の雇用創出」を優先課題に掲げ、実現に向け動きだした。

 
 韓国では若年層の失業率が10%を上回り、深刻な社会問題となっている。文大統領は、10日の就任直後の演説で、「何よりもまず、雇用を生み出す」と表明し、最重要課題として取り組む姿勢をアピール。「業務指示書」第1号で、大統領直属の雇用委員会設置の準備を命じた。さらに、委員会設置を待たずに、当面、雇用拡大のための対策を練るよう関係省庁に求めた。

 企画財政省が12日発表した「最近の経済動向」は、「輸出の増加傾向を含め肯定的なシグナルが認められる一方で、雇用の改善は不十分だ」と指摘。「補正予算の編成など積極的なマクロ経済政策を通じて良質な雇用を創出し、経済の活性化や景気回復に総力を挙げる」と強調した。ソウル株式市場では、新政権の政策への期待から株価が上昇する場面も見られた。

 ただ、与党「共に民主党」の国会(在籍数299)での議席数は120にすぎず、過半数を確保できていない。大規模な補正予算には野党の反発も予想される。また、「財政支出には景気刺激の即効性があるが、効果が持続するかどうかは不透明だ」という見方もある。 

最終更新:5/17(水) 12:26

時事通信