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おもちゃがサイバー攻撃の「武器」に、11歳少年の実演に仰天

AFP=時事 5/17(水) 10:59配信

【AFP=時事】(訂正)11歳の少年が16日、ネット接続できるテディベアのおもちゃを操作するためにブルートゥース機器へのハッキングを実演し、セキュリティー専門家らの聴衆を仰天させた。狙いは、相互接続されたスマート玩具をどのように「武器化できる」かを示すことだ。

 米国の「神童」ルーベン・ポール(Reuben Paul)君は、米テキサス(Texas)州オースティン(Austin)の学校に通う小学5年生。彼と彼のテディベアのボブは、オランダ・ハーグ(Hague)で開かれたサイバーセキュリティーの世界フォーラムで数百人の聴衆を驚嘆させた。

「飛行機から自動車、スマートフォンからスマートホームまで、どんなものでも、あるいはどんな玩具でも、『モノのインターネット(Internet of Things、IoT)』の一部となる」と壇上から語ったルーベン君。そして「ターミネーターからテディベアまで、どんなものでも、どんなおもちゃも武器化される恐れがある」ことを付け加えた。

 今回の実演のために用意されたテディベアは、WiFiとブルートゥースを通してクラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」に接続し、メッセージを送受信することができる。

 ルーベン君は、実演で利用するブルートゥース機器を探すために、クレジットカード大の小型コンピューター「ラズベリー・パイ(Raspberry Pi)」を使い会場内をスキャンした。すると彼自身も含めて誰もが驚いたことに、一部高官のものを含む数十の番号がすぐに見つかった。

 次に、Python(パイソン)と呼ばれるプログラミング言語を使い、見つかった番号の一つを経由して壇上のテディベアを操作し、ぬいぐるみに付いているライトを点灯させたり、聴衆からのメッセージを録音したりしてみせた。

 ルーベン君は、講演後に行われたAFPの取材に「インターネットに接続されるものの大半には、ブルートゥース機能が備わっている。今回の実演では、音声を録音したりライトをつけたりすることによって、どのようにしてブルートゥース機器に接続し、それにコマンドを送信できるかを示した」と語った。「IoT家電など日常生活で使用できるもの、自家用車、照明、冷蔵庫など接続機能を持つこの種のあらゆるものは、人々に対してスパイをしたり害を及ぼしたりするために悪用され、武器化される可能性がある」

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最終更新:5/19(金) 16:18

AFP=時事