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【阪神】秋山、12奪三振完投!K/BBはG菅野上回る驚異の14.33

スポーツ報知 5/17(水) 6:05配信

◆阪神8―1中日(16日・甲子園)

 阪神・秋山は迷わずうなずいた。8回を投げ終えベンチに戻ると、金本監督に声を掛けられた。「最後までいきたいか!」。満を持してマウンドに立った9回も、中日打線を3人で料理。「もちろん、いくつもりで準備していたので、うれしかった。まさか完投できるとは思っていませんでしたけど…」。130球の熱投で新人時代の2010年以来、7年ぶり2度目の完投。両手を高く上げ、グラブをポンポン叩いた。

【写真】巨人菅野が魔球に込める日本球界への使命感

 8回まで毎回奪三振で、自己最多の12K。直球の球速は140キロ前後でも、魂がこもっていた。「梅野が裏をかいてくれた」と女房役に感謝したが、11三振はキレのある真っすぐで奪った。金本監督は「先発6番目でローテに入った投手が最初に完投してくれた」と35試合目でのチーム初完投を絶賛。チームは3連勝で貯金を今季最多の11にした。

 秋山は今季43奪三振で与四球はわずかに3。MLBなどのセイバーメトリクスで注目を集めるK/BBは驚異の14・33となった。「僕は打たせて取る投手なんで、欲は出さないように」と謙虚な姿勢は崩さないが、昨年から巨人・菅野の左股関節の動きを意識したフォームに変更。力強さと制球力を併せ持った投手に生まれ変わった。K/BBでは、その菅野の5・44をはるかに上回っている。

 ルーキーイヤーに4勝を挙げた後は1軍にすら定着できず、自身のツイッターには「野手に転向したらどうですか?」と書き込まれた苦い記憶もある。愛媛・西条高時代に通算48本塁打を記録したことから「伊予のゴジラ」と呼ばれるが、投手・秋山にはコンプレックスでしかない。「まだファンの皆さんには信用してもらっていないと思うんで、このピッチングを続けていきたい」。昨年までの背番号27も失って背水の陣で迎えたシーズン。3勝目を挙げた背番号46は、今やエース級の存在だ。(表 洋介)

 ◆K/BB率 奪三振(K)と与四球(BB)の比率で、投手の制球力を表す指標の一つ。三振や四球は守備、球場などの影響を受けないため、投手の純粋な能力を示す数値と言われる。一流投手は3.50を超えることが多く、NPBで通算100イニング以上を投げた投手では、巨人時代(1999~2008年)の上原(現カブス)の6.68(1376奪三振、206与四球)が歴代最高。

◆K/BB12球団ベスト10

〈1〉14.33 秋山(神)

〈2〉8.50 マイコラス(巨)

〈3〉8.33 吉見(中)

〈4〉6.33 ウィーランド(D)

〈5〉5.44 菅野(巨)

〈6〉5.14 加藤(日)

〈7〉5.09 千賀(ソ)

〈8〉4.91 メッセンジャー(神)

〈9〉4.67 岸(楽)

〈9〉4.67 則本(楽)

※規定投球回到達者

最終更新:5/17(水) 9:55

スポーツ報知

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