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マレーシア、貿易額5%増に上方修正 17年見通し

SankeiBiz 5/18(木) 8:15配信

 マレーシアは、2017年の貿易額予想について当初の前年比2.7%増から同5%増に上方修正した。ムスタパ・モハメド貿易産業相は、年初2カ月の貿易額が前年同期比20%増と好調だったことから、通年の成長率目標を引き上げたとしている。現地紙スターなどが報じた。

 17年1~2月の貿易額は前年同期比20.6%増の2706億3000万リンギット(約7兆553億円)に達した。うち輸出が同19.8%増の1420億4000万リンギットだった。輸出の約3割に相当する電気・電子製品をはじめ、石油製品や天然ゴム製品の好調などが後押しした。輸入は、中間財などの増加に伴い、21.5%増の1285億9000万リンギットだった。

 16年の貿易額は前年比1.5%増にとどまった。ムスタパ貿易産業相は、年初2カ月の好調な滑り出しを受けて、同国への投資拡大につながることにも期待を示している。輸出が上向いてきた電気・電子産業への投資認可額は年初2カ月で40億リンギットに上った。16年通年の同産業の投資認可額は92億4000万リンギットで、わずか2カ月で昨年の半分に達した計算だ。

 化学分野への投資拡大も見込まれるなか、同相は大企業に加えて中小企業からの投資誘致も積極的に図っていく方針を示した。

 貿易の活発化は同国の経済成長に追い風になるとの見方も広がっている。地場シンクタンクのマレーシア産業開発金融リサーチは4月、17年通年の国内総生産(GDP)成長率予想を4.3%から4.9%に引き上げた。

 専門家は、輸入コスト増で製造業者の利益率が押し下げられるリスクもあるが、世界的な需要回復による輸出拡大でリスクを軽減できるとみている。(シンガポール支局)

最終更新:5/18(木) 8:15

SankeiBiz