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田村がやり玉…自力V消滅の伊東ロッテ“捕手3人態勢”の穴

日刊ゲンダイDIGITAL 5/17(水) 12:05配信

 10勝もできずに「終戦」となった。

 ロッテは16日の西武戦に負けて6連敗。37試合目で自力優勝が消滅した。伊東監督は報道陣に「みんな暗くなるなよ、毎日毎日、悲愴感漂わせてさ」と明るく振る舞ってみせたが、ここまで9勝27敗1分け。借金は18にまで膨らめば、担当記者の気持ちも沈むというものだ。

 もっかの勝率は.250でチーム打率は.190。37試合でわずか95得点。さらに、防御率4.68、185失点は両リーグ通じてワースト。ひどい数字だ。

 この日の試合前、伊東監督はこう話していた。

「(今いる捕手が)自分の思っている通りにいっていないというのと、テンションも下がっている。チームを引っ張っていくという感じじゃなくなっているので、(捕手は)3人態勢でしばらくいこうかなと」

 正捕手である田村をやり玉に挙げたのだが、去る13日、日本ハムに6対11で大敗したときも「受け手(捕手)が自信をなくしてこの結果になっている」と、田村を“戦犯”にした。

■元巨人コーチ高橋善正氏「捕手は田村に任せるべき」

 伊東監督は現役時代、西武で20年近く正捕手の座を守り続け、14度のリーグ優勝、8度の日本一に貢献した実績がある。「自分をものさしにするから田村への評価が厳しくなる」との声もある。だが、伊東監督が現役時代の西武と今のロッテとでは、戦力は雲泥の差だ。東映(現日本ハム)で完全試合を達成した元巨人コーチの高橋善正氏がこう言う。

「現役時代、常勝チームで育った監督は、負けが込むことに慣れていない。いきおい、余計なことまでしがちです。点が取れないと打線を組み替えたり、投手が安定しないと捕手を代えたりする傾向がある。特に守りの要である捕手は固定しておくべきです。打線が1、2点しか取れないとなれば、投手は0点に抑えなければという気持ちが強くなり、力みも出てくる。投げるたびに捕手が違うとなれば投球リズムにも影響する。昨年130試合に出場した田村はかなり成長した。至らない点があれば、捕手の経験が豊富な伊東監督が直接指導すればいいのです。投手の負担を軽くするためにも捕手は田村に任せるべきです」

 試合後、林球団本部長は貧打解消のために補強を進めていることを改めて言及したが、今の伊東監督には、やるべき事とやってはいけない事があるようだ。

最終更新:5/17(水) 12:05

日刊ゲンダイDIGITAL

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