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補強失敗は昔から G菅野1失点&阿部4打点なら勝って当然

日刊ゲンダイDIGITAL 5/17(水) 12:14配信

「新しく取った3人がいないじゃねえか。(理由は)スカウトに聞いてくれ」と読売新聞グループ本社の渡辺恒雄・代表取締役・主筆(90)が苦言を呈してから1週間。FAで獲得した陽岱鋼、山口俊と森福の3人のうち、一軍にいるのは、この日(16日)に昇格した森福ひとり。残りの2人は、いまだ三軍でくすぶったままだ。

 高卒3年目の岡本を筆頭に、若手がなかなか台頭しないことで育成を疑問視する声も上がっている。

 ただ、補強の失敗で何億円もドブに捨てるのは巨人の専売特許。育成下手も今に始まったことではない。働くべき選手が働けば、野球は勝つようにできている。16日がまさにそうだった。

 初回に4番の阿部慎之助(38)が左越え2点本塁打を放って先制すると、五回にも2点適時打で計4打点。先発した菅野智之(27)は8回6安打1失点で6三振を奪い、わずか91球の好投でリーグトップタイの5勝目(1敗)である。

■エースと4番が機能すればチームは勝つ

「菅野が先発した7試合でチームが負けたのは2試合。3連続完封勝利などもあり、高橋監督のエースの評価は及第点でしょう。問題は4番の阿部。4月まで三冠王級のロケットスタートを切ったものの、疲れが出始めた今月に入って、この試合の前までの月間打率は・235と陰りが見え始めていた。3番坂本は打率・362でリーグトップをぶっちぎり、5番マギーも・315と他の中軸は好調なのに、4番の阿部の調子と比例してチームも5月は5勝5敗と波に乗り切れないでいた。原前監督が『巨人は阿部のチーム』と言い続けていたように、坂本が首位打者になってもまだ阿部のチームだということ。もちろん、打撃成績が軒並み下位に沈む中軸以外の打者は阿部以上に問題ですが……」(チーム関係者)

 要するに山ほどカネをかけたFA選手がいなくても、若手が育たなくても、エースと4番が機能すればチームは勝つということだ。「菅野がきっちり投げてくれた。先週負けてちょっと嫌な空気だったが、それを阿部が変えてくれた。試合を進めていく上で大きな先制点。その後も、あと1点、2点欲しいところで、きっちりタイムリーを打ってくれた。菅野はしっかり先発の役割を果たした」と高橋監督は両輪を褒めちぎったが、返す刀で「主力選手がいい仕事をしてくれたけど、それ以外の選手の活躍にも期待したい」とクリーンアップ以外はからっきしの“打線格差”をチクリとやることも忘れなかった。

最終更新:5/17(水) 12:14

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