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<戦艦大和>呉観光に役立てて マンホールのふた 市に寄贈

毎日新聞 5/17(水) 10:11配信

 戦時中に広島県呉市で建造された戦艦大和のイラストがペイントされたマンホールで市内を回遊するきっかけにしてほしいと、同市の一般社団法人「街のフタ協会」がこのほど、マンホールのフタ2枚を市に寄贈した。市立美術館通り(同市幸町)で見ることができる。

 フタ2枚は、大和の一生を描くシリーズの一環として作られ、大和を正面から捉えた1941年12月の竣工(しゅんこう)時の大和と、45年4月の沖縄特攻に向かう姿を後方から描いた。同市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の戸高一成館長からのアドバイスや、同ミュージアムにある大和の模型や写真を参考にして仕上げたという。同協会はさらに8枚作り、美術館通りや戦艦大和の乗組員らが眠る海軍墓地に近い長迫公園付近などに設置を進める計画だ。

 同協会は、マンホールの柄を楽しむ人が近年増えていることに着目し、昨年4月に設立された。フタの製作は今回が初めて。協賛金を募りながら、今後県内外にも同様の取り組みを広げたいという。海生知亮代表理事は「呉市にはイラスト入りのフタがなかった。観光客は大和ミュージアムに集中する傾向にあり、呉の街を歩いて楽しんでもらうきっかけになれば」と話している。【山田尚弘】

最終更新:5/17(水) 10:11

毎日新聞