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八百長に賭博76回…テニス三橋淳“永久追放”で日の丸に泥

日刊ゲンダイDIGITAL 5/17(水) 12:19配信

「何でも一生懸命やる頑張り屋だけに残念なニュースです」

 あるテニス関係者がこう言った。

 テニスの不正監視団体「テニス・インテグリティー・ユニット(TIU)」は16日、男子の世界ランキング元295位の三橋淳(27)を八百長への関与で永久追放すると発表。5万ドル(約567万円)の罰金も科した。

 TIUによれば、三橋は2015年に南アフリカとナイジェリアで行われたフューチャーズで参加選手に八百長を持ちかけた。さらに、テニスの公式戦の勝敗に対し、76回も賭博行為を行っていたという。三橋はTIUの事情聴取を拒否したので処分が決まった。

 川崎市生まれの三橋は、小学生時代は米国で過ごし、11歳で帰国。05年のジュニアデビス杯U-16では錦織圭らと共に日本代表として戦った。

「小柄(165センチ)だがパワフルなプレーが持ち味。人懐こい性格で頭の回転が速く、何でも一生懸命やる青年です。フューチャーズ(男子プロテニスでは最低カテゴリーに位置する大会群)を転戦している選手は、あらゆる雑務をひとりでこなす。コートの状態などもあまりよくないので、ストレスもたまります。成績を上げて上部ツアーに行かなければ資金にも困る。悪い組織に八百長を持ちかけられて乗ってしまったのかもしれません」(前出の関係者)

 この事件が世界に与える影響は大きい。日本のスポーツ選手はドーピングや八百長とはまったくの無縁で、クリーンなイメージが定着しているが、「ネズミ一匹いれば……」の例え通り、「やっぱり日本の選手も八百長に手を出したり、試合に賭けているのか……」と思われかねない。

 三橋は、20年に五輪を開催する母国と、アスリートの顔に泥を塗ったことになる。

最終更新:5/17(水) 12:19

日刊ゲンダイDIGITAL