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FUNAIテレビが復活。4K/全録3TB HDD搭載機など11機種をヤマダ電機独占販売

Impress Watch 5/17(水) 11:00配信

 船井電機とヤマダ電機は、FUNAIブランドのテレビとBlu-rayレコーダを6月2日より発売する。テレビは、HDDを内蔵するなど録画対応が特徴で、4Kテレビを8機種、2Kを3機種の合計11モデルを投入し、2017年度にシェア5%、販売台数30万台、2020年度にシェア20%を目指す。価格はオープンプライス。実売価格については、「性能とコストパフォーマンスのバランス。なるほどという価格を提案させていただきたい。6月2日の全店一斉販売時に紹介する。それまでのお楽しみとさせていただく」とした。

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 船井電機は、米国市場で、ウォールマート向けのサンヨーブランドと、フィリップス、マグナボックスの3つのブランドを使い、年間300~400万台規模のテレビビジネスを行なってきたが、日本においては、先日まで子会社であったDXアンテナが、小規模に展開するにとどまっていた。今回、ヤマダ電機と船井電機が国内独占販売契約を結び、FUNAIブランドで、テレビとBDレコーダを本格展開する。

■HDD内蔵で「かんたん録画」。全録やHDR対応も

 4Kテレビは、全録対応で55/49型のフラッグシップ「6000シリーズ」、65/55/49型でデザインも特徴の「5000シリーズ」、スタンダードな55/49型「4100シリーズ」と43型「4000シリーズ」の4シリーズ8モデルを用意し、全て4K/HDR対応。2Kテレビは、24/32/40型の「2000シリーズ」の3モデルを展開する。

 4Kの6000/5000/4000シリーズは、録画機能やデザイン、画面サイズがそれぞれ異なっているが、画質や音質にはこだわり、他社の同クラス製品を超える品質を目指したという。全機種でHDRに対応し、ソシオネクスト製の映像エンジン「Clear Pix Engine」により高画質化。4000シリーズ以外の7機種は120Hzの倍速駆動対応する。バックライトのローカルディミング(部分制御)は行なわない。HDR信号はUltra HD Blu-rayと、ひかりTV、NetflixのHDR映像に対応する。

 特徴は録画機能の充実。いずれも、今回の独占販売にあたり、ヤマダ電機は、船井電機の開発チームに企画段階から要望を伝えており、その中でも録画を重視。また、船井電機でもレコーダのOEM提供のノウハウや資産が生かせることから積極的に取り組んだという。

 ヤマダ電機 商品本部 黒物商品部長の佐野財丈氏は、「ヤマダ電機は、家電業界のリーディングカンパニー。ユーザーが、どんなテレビが欲しいのか、どんな機能を望みなのかを熟知している」と語り、録画やデザイン、スマホ連携などにこだわったとする。

 最上位の6000シリーズは55型の「FL-55UA6000」と「FL-49UA6000」の2モデル、地上/BS/110度CSデジタル6チューナと3TB HDDを搭載し、同時に5チャンネルの録画が可能。チャンネルにはBS/CSも含めることができ、3TB HDDに最大2週間分の番組を自動録画できる。船井電機はこの機能を「まるごと録画」と命名しており、録画モードは最大7倍まで選択可能。

 録画した番組はまるごと録画一覧から選択し、再生できる。録画した番組を番組表状に並べて、番組を選ぶだけで再生可能。大量の番組から、お目当ての番組を検索するための「おすすめ再生」も搭載。番組名だけでなく、ジャンルやキーワードからも番組を探して、視聴できる。

 リモコンにはワンボタンで録画実行する[録画]ボタンも装備。また、10秒戻し、30秒スキップなどの録画番組視聴用の専用ボタンも備えている。録画した番組は、ネットワーク経由で同社のBDレコーダなどにダビングできる。

 5000シリーズと4100シリーズはダブルチューナ構成で、500GB HDDを内蔵。4000シリーズはHDDではなく、128GBの録画用メモリを内蔵する。USB HDDではなく、本体にHDDを内蔵することで、設置してすぐに使えるほか、操作のわかりやすさにも配慮。ヤマダ電機も「わかりやすさ」を重視するよう要望したとのこと。なお、6000シリーズと異なり、録画モードはDRモード(放送そのままのMPEG-2 TS)のみとなる。

 各モデルUSB HDD追加による録画容量拡張が可能で、6000シリーズはまるごと録画領域にも割当可能。6000シリーズは最大4台、5000/4100/4000シリーズは最大3台まで拡張できる。また、SeeQVaultにも対応。6000シリーズは発売時から、5000/4100/4000シリーズはアップデートでの対応となる。

 また、スマートフォンアプリ「FUNAI Connect」も無料で提供し、スマホをリモコンとして利用できるほか、外出先からの録画予約にも2017年秋のアップデートで対応予定。加えて、6000シリーズは、スマホへの番組持ち出しや室内/外出先からの放送/録画番組のストリーミング再生にも対応する。

 スピーカーは全機種10W×2chで、Sonic emotion ABSPOLUTE 3Dによるサラウンドサウンド対応。セリフなどを聞きやすくする「はっきり音声」や音量レベルを均一にする「ぴったり音量」に対応する。

 ネットワークサービスは、NetflixやYouTube、dTV、U-NEXT、クランクインビデオ、アクトビラ、TSUTAYA TVに対応。NetflixとYouTube、dTV、U-NEXTについてはリモコン下部の「ダイレクトボタン」からワンボタンで起動できる。

 無線LANはIEEE 802.11ac対応でEthernetも装備。HDMI入力は6000シリーズが3系統、5000/4100/4000シリーズが4系統。4Kテレビ全機種でビデオ入力とヘッドフォン出力、光デジタル音声出力を備えている。

■2Kテレビも展開

 2Kテレビの2000シリーズは、40型/1,920×1,080ドットの「FL-40HB2000」、32型/1,366×768ドットの「FL-32HB2000」、24型/1,366×768ドット「FL-24HB2000」の3モデルで展開。

 映像エンジンは「クリアピクスエンジン」で、スピーカーは40/32型が8W×2ch、24型が3W×2ch。DTS TruSurroundも搭載する。チューナは地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナで、付属の128GB USBメモリに最大17時間の録画が可能。

 入力端子はHDMI×3、D4×1、ビデオ×1。出力は光デジタル音声×1とヘッドフォン×1。Ethernetも備えている。

 また、全てのテレビが3年メーカー保証の対象となる。

■OEMの経験を生かしてBDレコーダも展開

 また、FUNAIのBlu-ray Discレコーダ4機種も6月初旬より順次発売。トリプルチューナ搭載で2TBの「FBR-HT2000」、1TBの「FBR-HT1000」、ダブルチューナで1TBの「FBR-HW1000」、500GBの「FBR-HW500」を展開する。

 船井電機は、従来から国内大手向けのBDレコーダのOEM供給を行なっていた。そのためレコーダにおいても設計・開発力やノウハウを十分に有しており、その資産を生かして自社ブランドでのレコーダ展開に踏み切る。テレビとレコーダをトータルで展開し、「FUNAI」ブランド向上と、販売拡大を目指す。詳細については別記事で紹介している。

 発表会には、ヤマダ電機の山田昇会長も出席し、両社の取り組みを説明したほか、65型2機種を夏に、2018年夏には有機ELテレビを発売することも表明した。発表会の模様については別記事で紹介する。

AV Watch,臼田勤哉

最終更新:5/17(水) 14:52

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