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外国人お遍路さんに英語で「お接待」 松山でシニア向けプログラム

産経新聞 5/17(水) 7:55配信

 急増する外国人の遍路を気持ちよくもてなそうと、松山市窪野町の旧遍路宿「坂本屋」で、地元の高齢者たちが英会話に挑戦している。世界に開かれた「お接待」に向け第一歩を踏み出した。

 坂本屋は築約100年。平成16年に地元の高齢者たちによる有志団体「坂本屋運営委員会」が設立され、3~11月の土・日曜と祝日に“お遍路さんのお接待”を実施している。昔ながらの山里の風情ある建物でのお接待は評判を呼び、四国遍路の人気スポットとして知られるようになった。

 ところが近年は外国人遍路が急増し、会員らは対応に困惑することも。そこで同市の外国語トレーニングセンター「クロスローズ」が開発したシニア向け英会話プログラムを体験受講した。

 講義には50~80代の会員12人が参加。坂本屋で遍路姿の講師と対話形式で「こんにちは。どうぞお入りください。ここは無料の休憩所です」など、英語によるお接待を学習した。

 同センターのジョシュア・ライオネル・バテイン代表は「人は新しい言語を安易に習得できることが科学的にも分かってきています」と前置きし、「知らない言葉を少し使えるようになることで、自己成長の発見や感動につながり、充実した老後を過ごせるようになります」と説明。受講した船田トシ子さん(78)は「お接待の新たな楽しみができました」と笑顔を見せた。

 シニア向け英会話プログラムの問い合わせは、同センター(電)089・921・7595。

最終更新:5/17(水) 7:55

産経新聞