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【新日本】木谷オーナーが「安全改革」明かす

東スポWeb 5/17(水) 16:31配信

 新日本プロレスの木谷高明オーナー(56)が16日、重傷者が相次いでいる新日マットの改革に意欲を見せた。硬膜下血腫で緊急搬送された柴田勝頼(37)や中心性頸髄損傷で長期欠場中の本間朋晃(40)など、リング上の事故が続いていることで、プロレスの危険性が指摘されている。選手の安全管理について、木谷オーナーは本紙に改善策を明かした。

 新日プロはこの日、柴田と本間の近況を報告した。柴田は今月に再手術を終えて、現在は一般病棟に移動。会話や歩行の障害はないが、後遺症などに関して今後の経過を注視している。本間は大阪府内で順調なリハビリを行っていることが発表された。

 団体内では2人以外にもヘナーレ(23)が左アキレス腱を負傷、飯塚高史(50)が左足首を骨折と欠場者が続出している。この事態に木谷オーナーは「全面的にスケジュール、体調管理、全てを見直していきたい」と再発防止策の策定が急務であるとの考えを明かした。

 さらに木谷オーナーは「それぞれ事情は違うとは思いますが、間違いなくダメージの蓄積はある。大会数は増えてもいいですが、試合数に関しては、これ以上増えてはいけない」と、選手の年間出場試合数に上限を設ける案も明かした。過密日程の改善はかねて団体内で議論されてきたが、今後はより具体的に実践していく。現に17日開幕のシリーズは、オカダ・カズチカ(29)や内藤哲也(34)ら主力選手に休養を与えており「(リングの)中のことに関しては現場に任せるしかないですが、休ませる仕組みはつくらないといけない。レスラーのやる気、善意に甘えすぎず、ストップをかける人が必要」と持論を展開した。

 またバス移動が中心の巡業形式についても、長時間の移動が選手の肉体に負担をかけるケースがあるため、今後は1日あたりの移動時間の上限などを設け、レスラーには飛行機や新幹線の利用を増やすことも検討しているという。「巡業形式もまっさらにして考え直すべきかもしれない。シミュレーションしていきたい」と、移動方法や宿泊施設なども含めてさらなる充実を図り、選手がより試合に集中できる環境づくりを整えていく意向だ。この日の戦略発表会ではコンテンツの拡充と本格的な米国進出を掲げた木谷オーナー。「プロレスの危険性」ばかりが叫ばれる負の連鎖に歯止めをかけるためにも、リングの外から団体を支えていくつもりだ。

最終更新:5/17(水) 18:54

東スポWeb