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太平洋のプラごみ半減計画、オランダ人男性が回収柵を来年設置へ

ロイター 5/17(水) 10:51配信

[ブリュッセル 16日 ロイター] - オランダの男性が、太平洋に浮遊する数百万トンのプラスチックごみを半減させようと、ごみを回収する浮揚式の柵を考案し、来年の設置開始を目指している。

この男性はボヤン・スラットさん(22)。16歳の時にギリシャでダイビングをした際、魚よりポリ袋の方が多かったことから海洋浄化の発想を得て、2013年に大学を中退しプロジェクトを立ち上げた。

最初の柵は2018年にハワイと米カリフォルニア州の間に設置し、「太平洋ゴミベルト」として知られる海域に浮遊するごみを回収する計画。スラットさんは、太平洋のプラスチックごみを半減させるには5年間で50の柵を設置する必要があるとし、大手企業などからも支援を受けながら60人以上のチームを率いている。

一方で環境団体は、大量のプラスチックを撤去することで海洋生態系に打撃を与える恐れがあると指摘。グリーンピースの海洋キャンペーン担当者は「海中からプラスチックを取り出せば、食物連鎖にとってきわめて重要な極小生物に影響を及ぼす可能性がある」と述べた。

これに対しスラットさんは、柵は網のように機能するわけではなく、海洋生物の害にはならないと主張。回収したプラスチックはリサイクルするという。

最終更新:5/17(水) 10:51

ロイター