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<トランプ大統領>フリン氏捜査、FBI前長官に中止要請

毎日新聞 5/17(水) 11:03配信

 【ワシントン高本耕太】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、トランプ大統領が連邦捜査局(FBI)のコミー前長官を解任する前、米大統領選へのロシア介入疑惑を巡って辞任したフリン前大統領補佐官(国家安全問題担当)に関する捜査を終結させるよう、要請していたと報じた。同紙は「大統領による直接の捜査介入の証拠」と強調。ホワイトハウスは報道を全面否定している。

 同紙によると、コミー氏は2月14日、テロの脅威に関する状況報告でホワイトハウスの大統領執務室を訪れた。報告後、トランプ氏は同席していたペンス副大統領らを退出させてコミー氏と二人きりになり、「捜査を手放してくれないか。きっぱりと終わりにしてほしい。フリンはいい人間だ」と切り出した。

 フリン氏は前日の13日、対露制裁の解除をロシア側と協議したことなどを問題視され、辞任に追い込まれたばかりだった。コミー氏は「フリン氏がいい人だとは分かっている」とだけ答えたという。

 コミー氏がやりとりをメモに残し、FBI高官らと共有していたという。FBI捜査官が作成したメモは裁判で証拠として採用されるケースもある。

 報道を受けて、ホワイトハウス高官は「大統領は誰に対しても、いかなる捜査の終結も要請したことはない」と述べた。

 コミー氏が9日に解任された後、マケイブFBI長官代行は捜査妨害の画策はなかったと議会で証言している。

最終更新:5/17(水) 11:53

毎日新聞