ここから本文です

切り取り被害、新潟県立図書館などでも確認 「閉架書庫」保管の本まで

産経新聞 5/17(水) 7:55配信

 全国各地の図書館で所蔵している学校の卒業文集や学校史などが切り取られる被害が相次いで表面化する中、県内でも県立図書館(新潟市中央区)と新発田市立中央図書館(同市諏訪町)、糸魚川市民図書館(同市一の宮)で、所蔵する小中学校の記念誌の一部が切り取られたり、破られたりしていたことが16日までに確認された。 (松崎翼)

                    ◇

 県立図書館では、所蔵する旧山北町(現村上市)の町立黒川俣小学校閉校記念誌の1ページで被害が見つかり、掲載されていた相撲教室の写真部分が切り取られていた。

 新発田市立中央図書館で被害に遭ったのは、昭和50年から平成20年にかけて発行された閉校記念誌など計5冊。卒業の際に撮影された各クラスの集合写真などを掲載した部分が、カッターのようなもので切り取られたりしていた。被害は計55ページにわたり、このうち1冊は22ページにわたってページ全体が切り取られていた。

 5冊のうち2冊は閲覧が館内だけに限る図書に指定されていた。自由に閲覧できるものだけでなく、同館に申し出た上で閲覧ができる閉架書庫に保管されていたものも被害に遭った。

 同館の平田和彦館長は「大事な史料が被害に遭い非常に残念だ」と話した。日本図書館協会から状況確認の要請があり、点検したところ被害が判明したという。同館では既に所蔵する全ての学校誌を閉架書庫に移したほか、今後は返却時に図書の内容確認を徹底し、館内の見回りも強化して再発防止に努める。

 一方、糸魚川市民図書館では小中学校の閉校記念誌2冊の各1ページで写真の部分が切り取られていた。県立図書館によると、現在までに県内で被害が確認されたのは同館と新発田、糸魚川の両市だけという。

最終更新:5/17(水) 7:55

産経新聞